riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">「ブラックコメディ」と「エビータ」</span>


ミュージカルが大盛況らしい。もっともこのブラックコメディはストレートプレイだが。つい最近まで「突然歌いだしたり踊ったりするのは変」と言ってたのに。

私がミュージカルにのめり込んだきっかけは20年ぐらい前、四季のジーザス(山口祐一郎)と東宝レ・ミゼラブル(初演)を観劇したこと。このミュージカルの力が私をウィーン(94年頃観たエリザベートは生涯最高の舞台かも。あの音楽、美術、歌唱力、演出、舞台装置は後の日本人のとは段違い!)やロンドン(キャッツなんか日本で買えなかったムービングシートが簡単に入手、安くて本物)に導いてくれたと思う。

エビータは何年か前違う俳優で観劇。その後、マドンナの映画版が出来た。今ならマドンナが
アカデミー賞取れるのではないかと思うほど適役。

なぜか最近、この劇団のミュージカルに心酔出来なくなってしまった。型にはまっているように感じてしまう。名古屋ではライオンキング以外生演奏がないせいもある。

李香蘭はコピーでなくオリジナルで音楽も内容も大好きで録画含めて何回も観て歌詞も覚えてしまったぐらいなのに。
保坂知寿も休団らしい。この劇団はひいきの俳優もいつの間にかいなくなり寂しい。
前置きが長くなってしまったがブラックコメディは休憩なしでよく出来てる芝居。同じ作者の
エクウスが未見なのが残念


この舞台は暗闇から始まる。いつもは誠実な青年役の石丸幹二が登場。二階席の最前席のせいか私には意外と見えた。人によりホントにみえないらしい。実は暗闇に見えるとき、明るい設定という明暗が逆になっていて笑いが起きる。

舞台が明るくなると暗闇になるから役者の腕の魅せ所。セクシーな役で元市村夫人が出演。さすがバレリーナ、カーテンコールはバレエポジション。

後で歌舞伎のだんまりを思い出した。暗闇の設定で明るい舞台で登場人物が探り合うもの。
オペラ観劇後、玉三郎の鷺娘観て、これはオペラに負けない、しかも庶民が生んだ日本文化だと。廻り舞台、花道、スッポン、衣装の一瞬の引き抜き、早変わり、宙のり、歌、語り、舞、日本人は江戸時代からミュージカル楽しみ育てたと。