<span itemprop="headline">「真夜中の虹」と「青い夢の女」</span>
このにほんブログ村のバナーをぽちっと押していただくとありがたいです。ミュージカル部門で1位、映画レビューで3位になったこともありますが最近はドーンと落ちる一方です(笑)
べネック監督とカウリスマキ監督のファンの女性が映画のビデオを借してくださった。
カウリスマキはフィンランドの監督で今までにも「過去のない男」「10ミニッツ・オールダー・人生のメビウス」「街の明かり」を借りたり映画館で観た。小津の監督のファンという。
「真夜中の虹」は監督の初期の作品で70分と短いがこの監督の特色がよく表れている。運のない人に対する連帯、暖かみを感じる。炭鉱が廃坑となり、父親に自殺され一人になった男が残されたキャデラックで旅に出る。強盗に襲われ無一文になってしまうが子持ちの女性と知り合い、結婚しようとする。強盗に遭遇し殴りあいになりなんと彼の方が刑務所行きに。同房の男との友情や子供との自然な交流が描かれる。主人公がいくら車の幌をかけようとしても出来なかったのに同房の男は何なくスイッチで動かすなどクスリと笑えるシーンがある。
なぜか、すぐ煙草をすうシーンが続出。最近の映画でも同じ。禁煙の風潮にさからいたいのかな。
最後にオウバーザーレインボーが流れる。
「青い夢の女」は青、黄の色の映像が美しいサスペンス映画。精神分析医を訪れる美女。この医師は性的な話を聞いてると寝てしまう。目覚めるとその患者が死んでるのでさあ、大変。この医師自身も他の分析医の治療を受けている。
死亡した美女の夫やサンタクロースの扮装をした男、宝石店で盗みをはたらく教師など、いかがわしい人々が登場する。今まで観たことのない監督作品なのでコレで又広がります。感謝。