riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">ヘアスプレー 2</span>



ミュージカル苦手な人権派に大お勧めします~♪ミ凸ヽ(^_^ )太鼓判だね

ジョン・トラボルタも凄くいいお母さんで出ている「へアスプレー」は3回目の映画化で私は初めて観た。この夏、舞台版の来日公演を鑑賞したが安い席であまりにも舞台が遠かった。ヘ(´o`)ヘ とほほ・・・・今月末の玉三郎舞踊公演も2階後ろでも見やすい中日劇場で公演して欲しかった。

 「ヘアスプレー」は60年代のファションや音楽がぎゅう詰め、ブラックパワーのダンス、音楽が最高。太めでキュートな高校生が主役。

 今日の朝日夕刊に障害児差別、教育に生涯捧げた石井筆子の記事がある。「ヘアスプレー」の主題と通じるのである。

 私はこの映画をドキュメントと常盤貴子主演版と両方観た。

 今日の夕刊では

 「忘れ去られていた筆子のピアノ(赤ちゃんを抱く金色の天使の紋章が付いている綺麗なピアノ)は国立市知的障害者施設「滝乃川学園」の歴史を研究しに来た女性たちが目にとめた。

 日中戦争時、障害児の配給は後回しにされ栄養失調になったり、戦地に送られた子もいる。

 ピアノの修復には2年余りかかったが、お披露目コンサートで青柳いずみこさんが鍵盤にむかった。

 映画にはダウン症や園児が登場。いじめるシーンには出たくないという子。いじめられ役の子を慰める子。山田火砂子監督はこの子たちには人を幸せにする力があるという。」

 この2本の映画もお勧めしたい。


 
 「ヘアスプレー」の冒頭、ヒロインの女子高生トレーシーが目覚め、「オッ、オッ、オッ」とチャーミングな声で「グッドモーニング・ボルティモア」を歌いもう楽しさ全開o(^ー^)oワクワク

 2002年にブロードウェイで初演された時、ヒロインが太った女子高生で黒人差別、容姿による差別への闘いを描いていると聞き感心したものだ。ミュージカル最優秀作品賞受賞。

 ブロンドでスリムというのがもてはやされる社会でトレーシーのママも肥満体で引きこもりになってるという設定。ママ役は舞台でも映画でも女装した男優が演じる。蜷川さんもよくやるがアメリカの場合は別の意味をもたせているのだろう。

 私も小4から高2まで人が振り返る肥満体だったので気持ちはわかる。いじめや差別に敏感なのも太っていたから。

 トレ-シーは太ってる上に当時流行の大きなヘアスタイルをスプレーで固めているので余計顔が大きく見える。だから地元のテレビ局のダンス番組のオーデションに行っても即、はねられてしまう。

 (でかいヘアスタイルについてジャックリーン・ケネディもコレで遅刻するとか言う話も出てくる。テレビ番組のスポンサーがヘアスプレーの会社なので番組で掛けまくるが「科学物質だから、やめて」という台詞もある。

 丁度「世界10月号」で有害科学物質に汚染された社会を生き抜くという記事を読んだばかり。身につまされる話。病院、道路、地下鉄、化粧品店、自宅どこでも汚染されているから辛い。子供の頃の布地屋、新築マンション見に行くと目がチカチカ苦しくてたまらなかった。)

 でもヒロインは同じ高校の黒人生徒からパワフルでメチャかっこいいダンスを習得しているのでテレビ局部長の差別主義者で鶏がら美人の反対押し切って採用される。ミシェル・ファイファールの凄み、ファッション、いいですよ。

 トラボルタのママとウォーケンのパパのヾ(^-^)ゞヾ(._.)〃ヾ(^o^)ゞヾ(._.)〃ダンスダンス♪ウォーケンもベテランなのでアステアみたいで素敵。

 ブラックガールズや「シカゴ」のクィーン・ラティファも迫力ある上手さ。

 ヒロインの恋人役のエフロンも可愛い。

 誰一人自毛でなく派手な鬘にドレスがお洒落でそれでダンスするから楽しい。

 ヒロインの出る公開番組は黒人は月1回しか出られずしかも白人とは別コーナー!そこで差別だと立ち上がる。舞台版ではヒロインは逮捕され留置所に入れられてしまうのだが映画版は逃げまくる。「ニグロ」と言ってるのに字幕は「ブラック」とちょっと違和感だけれど。原作がいいので充分笑い楽しんだ後に今もある差別に気ずくのである。