<span itemprop="headline">クィーン</span>
いつもは千円の日しか映画に行かないのにこれは王冠ストラップのおまけにつられて前売券買ってしまった。
ロシア人監督がイッセー尾形と桃井かおり(上手いね!貫禄)を起用して昭和天皇描いた「太陽」やこの「クィーン」観ると日本ではなかなかこんな映画撮れないなと複雑な気持ちになる。
ダイアナが亡くなった時、どうしてあれほど大勢の人が大騒ぎするのか、私には理解不能だった。パリのあの事故現場を私も車で通過した事がある。ヨーロッパはどこでも怖いくらいのフルスピードで危険感じたので事故っても不思議ないし、恋人と一緒だったし…パパラッチその他の問題は置いといて。恋人も武器でうるおう企業に近い富豪。地雷やエイズの子を見舞っても私には説得力にかける。日本の国会でのつまらなそうな顔が目に焼きついてる。確かに美しかったけれど。
だからエリザベス女王だって迷惑だったに違いないからダイアナに冷たいとそんなにバッシングしなくてもと思う。映画終わりのほうの宮殿前の膨大な花束がゴミのように見えた。
皇太子には恋人いたのに若いダイアナと結婚するのも無理がある。大体、特権階級は彼ら自身も金の鳥籠で息苦しいのでは。オーストリア皇后エリザベートも伯母である姑と仲悪く宮廷に我慢できず子供や皇帝置いて放浪の旅を続けていた。ダイアナのずっと前にダイエットや体操に励んだ先輩ですね。ウィーンの王宮 (皇帝のアパートメントと書いてあった)にその体操道具がある。あまり入浴の習慣がない時代に彼女は美貌保つためこれも励行していた。
女王が自分で運転したり、ネックレスを自ら付けたり、普通の人のような家庭生活の様子が興味深かった。鹿を剥製?にするための専用の建物にも。ブレア首相もやはりお坊ちゃまなのね。夫人が本当に料理するのだろうか。ブレア夫妻が就任の挨拶に行く場面も面白い。
07.5