riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">夕凪の街桜の国</span>



 薔薇豪さんが紹介されていた「夕凪の街 桜の国」を観た。

私は原作が待ち時間の間に読めるぐらいの短編漫画とは知らなかった。百合は映画舘の前の鉢植え。この映画館は元小劇場で今は2つの小さな映画舘になった。お茶、水、毛布のサービスあり。昨年は冷房がきつくて困った。本音は毛布より温度を上げて欲しい。

 しみじみと悲しい映画。「夕凪の街」の靴が減るからと途中から裸足で帰宅する皆美。最初のショックは銭湯で起きる。
「誰もあの事を言わない」「わかっているのは 死ねばいい と誰かに思われたという事」

 愛し合う人ができてもあの日がよみがえる。井上ひさしの「父と暮らせば」もそうだった。生き延びた人は死者に負い目を感じ、自分の子供がなくなった人は同級生に「なぜあなたが生きていて、わが子が死んだのか」と。井上は電話局の人の日記など読み込んだ。

 「十年経ったけど原爆を落とした人は私を見て『やった!またひとり殺せた」
 とちゃんと思うてくれとる?」


 また「原爆投下、しかたない」「そういう言葉の綾はわからない」という台詞がよぎる。もっと早く戦争やめるといえばいいのに。2回も地方都市に落とされて自分の地位守りたかったのか。耐え難い苦しみを負わせてしまったのに。

 日本だけでなく諸外国の方に観てもらいたい。世界に冠たる日本のアニメである。「はだしのゲン」がようやくテレビ放送される。数年前、ミュージカルになった「はだしのゲン」はニューヨークでも公演された。私はテレビ視聴した。
この漫画読んでトラウマになったという人がいるが漫画には臭いがない、カラーでもない、憲法を簡単に捨てようとする人はそんな修羅場に放り込まれたらどうするんだろう。