riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">パフューム</span>



CMで有名なラストを観ずに映画舘に出かけた。もう夜しか上映してなかった。

熊本の友人が地元の映画評を送ってくれた。これを読んでなぜ犯罪が平和につながるのかと?の気持ちで鑑賞したが観ればそれも納得。媚薬でもいいから戦争や争い沈めてほしいものである。

冒頭がすざまじい。ベルサイユ宮殿にトイレがなかったとか、王でも生涯に2回しか入浴しなかったとか、聞く。ロンドンでも汚物は窓から投げ捨て泣き止まない赤ん坊にはジンを飲ませたとか。これでは花のお江戸を見たヨーロッパ人が日本人は清潔で子供をかわいがると感心したはずである。

主人公はとんでもなく気の毒な星の下に生まれた。よくも生き延びたものである。日本でも間引きがあったけど。上流階級に生まれても子供服もなく大人のミニのような感覚で育てたのだろう。

悲惨な話が続くが皮なめし職人の寿命が5年というのもこたえる。彼の周りの人々が次々と悲惨な末路を遂げる。

主人公は皮なめし職人から香水の調合師になる。10年以上前、原作読んだ友人はそれほどいいとは思わなったそうで映画は未見。私は原作読んでないのだが、この映画にはかつてないほどのインパクトを受けた。それは映像と音楽の力が大きいと思う。ラトル&ベルリンフィル
演奏に誰でも香りを感じるだろう。

人間ってつくずく残酷だと思う。娯楽なくほとんどの人は貧しいから処刑も見世物。

まさに二段構えの衝撃のラスト、引き込む力が尋常でない。