<span itemprop="headline">釣りバカ日誌」ファイナル</span>
釣りの趣味もない私が「釣りバカ」を観るなんて、ありえないはず~でもぴかちゅうさんのお勧め映画だったし、三國連太郎は好きですし、ミュージカル場面があると聞いては、行かなくちゃ。
ぴかちゅうさんの記事はとても詳しいのでいつもその記憶力や洞察力に感心しています。
ぴかちゅうさんの記事はとても詳しいのでいつもその記憶力や洞察力に感心しています。
88年にスタートした「釣りバカ日誌」シリーズの通算22作目(特別版2作を含む)にして完結編。監督は14作目からメガホンを取り続けた朝原雄三。ゲスト・キャストに松坂慶子、吹石一恵、塚本高史。鈴木建設の業績悪化に悩むスーさんこと鈴木一之助(三國連太郎)を助けようと、釣りと家庭を愛する万年平社員・ハマちゃんこと浜崎伝助(西田敏行)は、釣りの人脈から思いがけない大型受注を取ってくる。そのご褒美に釣り休暇をもらったハマちゃんは、スーさんとともに北海道へ渓流釣りに向かう。
ぴかちゅうさんの記事から引用させてもらいます。
近年の不況の波はゼネコン業界にも訪れ、鈴木建設も例外ではなく、業績悪化の一途をたどっていた。そんな中、会長の一之助(スーさん)が無期限の給料全額返還を実行すると宣言
作品のテーマは企業の創業者スーさんの苦労や悩み
スーさんが脳梗塞で倒れて息を吹き返すまでの霊界ミュージカルが楽しいのだ。芝居も歌もうまいという西田敏行を活かしきっている。
生還を果たした上で役員勇退を宣言するスーさんの社員への言葉が圧巻。今の世の中の経営者たちには是非ここだけでも観てほしいくらいだ。
企業というものはそこで働く全ての人たちのもので、経営が傾いてもしも辞めてもらうような選択をする時は、役員からそうしなくてはいけないと、残りの役員たちに釘を刺した!!
その姿勢にホールを埋めた職員たちの拍手が、映画のシリーズのカーテンコールと重なっていくという手法に脱帽だ。そこで今は登場しなくなっていた谷啓も登場させるというのが憎い。
ただのお笑い映画だと思っている方も、こういうテーマ性もあり、上質なエンターテインメントにも仕上がっていることをお知らせしたいので、気合を入れて書いてみた。