2010-02-03 <span itemprop="headline">母なる証明</span> 未分類 にほんブログ村 演劇ブログ ミュージカルへ(文字をクリック)公式サイトyahoo映画凄惨な女子高生殺人事件を皮切りに、事件の容疑者となった息子と、息子の無実を信じて真犯人を追う母の姿を追ったサスペンス。監督は『殺人の追憶』などで国際的に評価される名匠ポン・ジュノ。主人公の母を“韓国の母”と称される国民的人気女優キム・ヘジャが演じ、その息子を『ブラザーフッド』のウォンビンが演じている。カンヌ国際映画祭でも絶賛されたポン・ジュノ監督の卓越した演出と、兵役後の復帰第1作となるウォンビンの熱演に注目だ。 冒頭、不思議なダンスから始まる。こんな枯れた野原で、??やはりただものでない監督、脚本、俳優陣。これがあのウォンビン!兵役後の復帰第1作にこの様な難解な映画を選ぶとは。なんだか、日本の映画が生ぬるく感じてしまう。あまりに刺激的でアップ出来ませんでした。昨年12月鑑賞これはキム・ヘジャが主役ですね。単なる冤罪や母物ではない、凄さ。今どきそんなもの作れませんが。『殺人の追憶』も韓国映画の力を実感したけど更に衝撃受けました。岡本太陽『殺人の追憶』や『グエムルー漢江の怪物ー』等、韓国の若い才能ポン・ジュノの作品には恐ろしい物語だがユーモアに溢れ、少女が犠牲になるという一貫性がある。本作でも彼のその必要不可欠な要素は貫かれ、尚かつ人間の深層心理を抉るミステリーの巨匠ヒッチコック、むきだしの人間の痛みを描き出すアルモドバル風の演出も兼ね備えている。その壮絶な物語はまるでオペラであると言っても過言ではないだろう。ポン・ジュノは世界に通ずる多才な映画監督だ。