riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">ドラマ15歳の志願兵と加害の罪</span>



地元の女性が身体はって破壊から守った校舎です!

アメリカ人建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズ設計の校舎と講堂
昨年のヴォーリズ展 in 近江八幡でその他の建築も見学できました。

さうがに旧制中学の話なのでウサギと亀のブロンズは写しませんでしたが全体像とあの階段派一度見たら忘れません。

この話はあいち平和のための戦争展にも出ていました。

 太平洋戦争中の一九四三年七月。名古屋市の旧制愛知県第一中学校(現・旭丘高校)で、校長や教師らが講演会で国の危機を強調し生徒の愛国心をたきつけて、呼応した三年以上の生徒全員が旧海軍の甲種飛行予科練習生(甲飛)への志願を決める、という事件が起きた。「愛知一中予科練総決起事件」と呼ばれる。

校長、教師らが「愛国心」たきつけ 今に通じる教育の危うさ

国から割り当てられた「志願」という名の強制、満蒙開拓義勇軍の少年も朝鮮の少女たちの名古屋三菱の軍事工場への勤労動員もそうです。後者は学校に行きながら働けると騙して連れてこられてただ労働させられました。訴訟になっています。

校長や教師が
航空兵として死地に突撃することだけがただ一つの道
 「増援を願う前線の叫びに、諸君は注意を払わない。残念だ」などと口々に叱吃(しった)。その直後に開いたクラス会や生徒大会。「上級学校の進学しか考えないのは利己主義だ」「おれは勉強をやめる、火の玉になって太平洋を飛ぶ。皆も続け」などの殉国論が大勢を占め、「戦場へ出ることだけが唯一の報国の道か」という疑問の少数意見はかき消された。生徒大会は異常な興奮に包まれ、最後に「行く者は立て」の叫びに全員が立ち上がる。父母らの一部からは疑念の声が出たが、当時の新聞はこの事件を「快挙」と賛美した。

そんな中、
南洋で特攻・戦死した愛知一中出身の成瀬謙冶さんは、海軍兵学校時代に母校の事件を新聞で知り、「「一中全校生徒を予科練へ志願させることは、無意味であります。生徒ひとりひとりの能力は、それぞれ異なります。能力に応じた道へ進ませてください。それでこそ本当に国に報いることとなります。この戦争で死ぬのは、わたしたちだけで十分なのです。」
という手紙を校長あてに出した。

ドラマではこの成瀬さんは出てきませんでした。

主役で生き残った少年役の池松壮亮トーク番組に友人役の俳優と出演しましたが役そのままの沈痛な面持ちでした。

生き残った人は罪悪感を感じてしまうのです。ほかにもっと責任取るべき人たちが入るのに痛ましい。こういうことは井上ひさしの「父と暮らせば」にも出てきます。
井上さんは事実を徹底的に調べ上げてお芝居にする型でした。

むのたけじはこのように戦争をあおり、敗北しているのに勝ってるような記事を描いていた朝日新聞の社員でしたが敗戦を機に戦争責任を感じて退社した立派な方です。

他にも桐生 悠々のような反権力・反軍的な言論をされた方がいます。

今日の朝刊に二つの戦場を語る元日本兵 加害の罪包み隠さずと言う記事があります。