<span itemprop="headline">傑作ドヌーブの「幸せの雨傘」♪</span>
この70年代のジャージ、この映画のために再現したものだそうです。
息子役も当時のぴったりしたとっくりセーターを来ています。
息子役も当時のぴったりしたとっくりセーターを来ています。
ジャージを着たヒロインがジョギングしていると、鹿や鳥たちが顔覗かせて期待が高まります。
頭にはカーラーが!メイドに休みを上げて夫にコーヒー入れあげるとそんなことしてと文句言う夫、彼は好色で労働者にも優しくない。
コッツウォルズをドライブした時、田舎の細い道に顔覗かせてきたウサギなどを思い出します。
何か参考になるかなと検索したら、素晴らしい記事を見つけました。ブログのだいご味ですね。
新聞評や雑誌ではお目にかかれない本物のレビュー。うれしいです。
新聞評や雑誌ではお目にかかれない本物のレビュー。うれしいです。
映画を見ないで書いていた批評家を知っています。
新聞のコンサート評書いた方はさすがに干されました。
新聞のコンサート評書いた方はさすがに干されました。
この映画はブールバール劇という、フランスの大衆向けの娯楽劇分野で大人気だった『ポティッシュ』というコメディが原作だということ、この映画の時代的背景(1970年代におけるブルジョワジーと共産主義の対立)や、劇中扱われている楽曲の歌詞や意味合い、などがよーく理解できましたので、一度目とは違った軽妙な味わいに思わず笑いが漏れました(←ここでちょっと余裕が出た)。
それとフランス在住の方の感想を読んでみたところ、登場人物たちのセリフには、サルコジ大統領をはじめ現在のフランスの政治家の暴言や迷言が織り込まれていることも判明。つまり、70年代を舞台としながら、現代の政治や社会的風潮に対する皮肉が効かせてあるわけなんですね
こういう風刺大好きです。
原題は『POTICHE』=「花瓶」。
字幕では「飾り壺」と呼ばれていましたが、このポティッシュというのは、暖炉の上に飾られる贅沢で豪華なものの、実用性のない花瓶や壺のことであり、転じて、美しいけれど夫の陰に隠れて自分のアイデンティティを持たない女性に対して軽蔑的に用いられる言葉
娘からも軽蔑されていたのです。今の日本では時代が逆に流れるように若い女性は専業主婦が願いなのだそうです。
私は育児中、子育ては楽しいものの、半分死んだような気分でした。
だから今の風潮が不思議です。まあ、専業主婦している余裕はないようですが。
だから今の風潮が不思議です。まあ、専業主婦している余裕はないようですが。
歴史的に観ても専業主婦は戦後の一時期だけ、ずっと女性たちは働き続けてきました。
この映画の中でも[母系社会」だったか「母系制」という言葉が出てきましたが日本では室町時代までそうでした。
母から娘へ財産は相続され、通い婚。
先日中国ではもの凄い安値で傘を作っていると放送していました。
劇中、男性たちが勝手に想像していた「か弱きスザンヌ」が俺を裏切った!と一方的に思い込み、社会的権力で彼女を制しようとします。二度も。しかし、それに屈することなく、それどころか「我が道を得たり!」とばかりに突き進む逞しき いや美しきドヌーブよ。どっしり構えた腰まわり いや美しきフランスの母親よ!あぁ、やっぱりこれはオゾン監督による「ドヌーブ万歳映画」なのです。フランスが大好き!という方にとっては必見の映画でしょう。お見逃しなく!
「皆、私の子供」というようなことを言ったようです。
歳さんですがマクビールさんのコメントを引用させてもらいます。
カトリーヌ・ドヌーブのような女性に「人生は美しいのよ」と優しく、そして力強く肯定されているような気がして、女性たちに向けたその温かい抱擁のような"彼女自身"の思いが、役柄を飛び越えて、心のどこかにダイレクトに響いてきたからではないかな
その通りだと思います!国や立場を超えて、素晴らしいことですね。