riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">わが心の歌舞伎座</span>



 

取り壊された歌舞伎座のドキュメンタリーです。

まだ雪が残りチラホラ降っているのに映画館は結構入っていました。



この映画みると、みなさん、歌舞伎座さよなら公演はすごいパワーで演じていらして勿体ない事をしたと後悔です。

團十郎玉三郎助六 の録画を観てもわかってはいたのですが、東京は遠くて費用もかかります。

冒頭の芝翫(しかん) 80歳の藤娘観ると 玉三郎大川橋蔵 の藤娘が思い出されます。
お孫さんたちとの舞踊、お幸せです。

吉衛門丈 の俊寛や盛綱陣屋(ここまで凄い演技はじかには観たことがありません)泣けます。


以下は玉様のお話ですが正確な表現ではないことをご了承ください。

子供の時から歌舞伎座に通ったけれど一番印象深いのは玉三郎襲名した時の事。

やはり鏡花作品と阿古屋、揚巻の場面が登場。

鏡花先生の文章は難しいといわれるけれど一つでも心に残ったらそこから発展すればいい、(私も玉様の舞台観たおかげでやっと高野聖などが読めました。玉様は偉大な教師です)

天守物語…自分が思っていることを鏡花先生が書いているからそのまま、主人公として演じればいい。

天守物語 は人間界、 海神別荘 は自然界を描がいている。

海神別荘の玉様のティアラや衣装、これは舞台では見えない繊細で見事な物です。シネマ歌舞伎なら見えます。

阿古屋は琴、三味線、胡弓を弾く (明日、鑑賞に行きます)のですがその向こうに恋人を思う阿古屋の気持ちが見えてくる…

勘三郎歌舞伎座の係員に優しく時には厳しく女性可愛がってもらった話、その方がなくなる1ヵ月前に歌舞伎座に無理やり招待したこと、涙目の勘三郎丈にこちらもうるうる。

松本幸四郎は我が子を忠義のために殺してしまう松王丸の悲しい人生や弁慶の話を、好感のもてる話でした。

仁左衛門女殺油地獄も生で観ることはできませんでした。
天神様と慕われてき た菅原道真=菅丞相を演じる時の心構えなど。

團十郎の弁慶の引っ込みは待っている人に受け止めてもらって荒い息使い。

助六は江戸一番のいい男と思って演じなければ出来ないなど。

菊五郎は弁天小僧や直侍、菊五郎襲名の事など。

今はお休みの猿之助や過去の名優、三階さんと言われるお弟子さんや脇の方たちの事、トンボの練習(主役に絡む取り手など)

歌舞伎の立ち回りは様式的で主役は立っているだけで?
脇の方が宙返り、トンボを切って盛り上げてくれます。

富十郎は撮影した時はお元気でしたのに。舞台が終わってお嬢さんや息子さんと歌舞伎座を跡にされる後姿!


goo映画より