riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">続世界遺産エステ荘(ビィラ・デステ)</span>



 

95年に初めてロンドンに行ったとき、公園の広大さや美しさに感激しました。まだガーデニングにもはまっていない頃です。

上はロンドンのハイドパーク(だと思います)のイタリアンガーデン、朽ちた彫刻に噴水、こういう感じに惹かれました。

其の後、トマス・ホッブズアダム・スミスのような大学者が貴族のお坊ちゃんの家庭教師も勤め、グランドツアーにも同行したことを知りました。

岡田 温司 (著) グランドツアー――18世紀イタリアへの旅 (岩波新書)これが又面白い本です。

グランドツアー
18世紀イギリスの裕福な貴族の子弟が、その学業の終了時に行った大規模な国外旅行である。当時文化的な先進国であったフランスとイタリアが主な目的地で、一種の修学旅行ともいえる。旅行というのが、おおよそ数か月から8年というのがヨーロッパの人たちにとって普通だった時代のものである。
旅行の間、若者は近隣の諸国の政治、文化、芸術、そして考古学などを同行の家庭教師から学んだ。彼らは見物したり、勉強したり、買い物に精を出したりする。グランドツアーは、若いイギリスの青年たちにとっては、様々な実情や状況に合った生きた知識を手に入れるための実用的な好機でもあったのである


 




上は前回、ご紹介したエステ荘 の百の噴水


イタリア庭園巡りの参考にしたのは巌谷 国士 著イタリア庭園の旅―100の悦楽と不思議と ヨーロッパ100の庭園 です。

イギリス庭園の本は何冊も出ているのですが、イタリア庭園の本はなかなかない、
それなのに私には読みずらかった本。

イタリアの名園が多数紹介されていますが、写真の配置などがちょっと。
私のようなイタリア庭園初心者には向いていないのでは。


地球の歩き方ロンリープラネットも参考にしました(今回初めて購入した、分厚い本。ヨーロッパの方が実際に持っているのを観ました。情報が少ないので両方、持って行ったので重い!
だからエステ荘で「エステ荘のバラ」という綺麗な写真集がありましたが高いし重くて買えませんでした・)
日本語のパンフレットがあったのに、買いそびれてしまいました、馬鹿です。

エステ荘は枢機卿イッポーリト2世・デステ(アルフォンソ1世・デステとルクレツィア・ボルジアの子)がつくらせた名園中の名園。

設計は、ピッロ・リゴーリオ(1500年 - 1583年)彼は考古学にも造詣のある人物でハドリアヌス帝の発掘に従事していた人物。

この人を中心に一流の建築家、治水家・画家たちが協力しだけあります。

アルバーノ丘陵を望む急斜面に邸宅のテラスに始まって最下段の「糸杉の円形広場」のある平面まで5層に渡って展開する驚くべきものですが、又それぞれに凝った仕掛けがあります。

参考にさせてもらったブログ





 


 


 

オルガンの音色は聞こえてきたけれど、ここに到達したときはすでに閉まっていました。トホホ
二時間おきに真ん中の扉が開いてパイプオルガンが見えます。


 


 

オルガンの噴水の下から見える滝と噴水。

この下に四角い養殖池があります。


 



 


 


 


 

奥に見えてきたのが


 
地母神像。古代のアルテミス像をまねたもの。


 

まだまだ続きます。