<span itemprop="headline">小出裕章氏出演、報道ステーション「原発 わたしはこう思う」</span>
番組内容
2011年7月11日 (月)
【特集】「原発わたしはこう思う」小出裕章助教
シリーズ『原発わたしはこう思う』。福島第一原発事故の収束の見通しが立たないなか、今後、原発はどうしていくべきなのか、今後のエネルギーはどうあるべきなのか、様々な方に聞く。今回は、40年間、原子炉の危険性を訴え続けてきた京都大学原子炉実験所の小出裕章助教。
【特集】「原発わたしはこう思う」小出裕章助教
シリーズ『原発わたしはこう思う』。福島第一原発事故の収束の見通しが立たないなか、今後、原発はどうしていくべきなのか、今後のエネルギーはどうあるべきなのか、様々な方に聞く。今回は、40年間、原子炉の危険性を訴え続けてきた京都大学原子炉実験所の小出裕章助教。
2011年7月11日、テレビ朝日報道ステーション内のコーナー「原発 わたしはこう思う」に小出裕章氏が出演しました。今後の未来について、「明るい未来はもう今は描くことができないと思う。せめて少しでも全体の悲劇を減らすと、いうための方策を、具体的な方策を考えるということが必要なんです」と語った。
今度は全く別な要因で事故になるかも知れない、わけです。
ですからなんか津波だけが悪くてそれさえ対策をとればもう事故は起きないというようなことを言うのであれば、そもそもそれが間違えているということです。
少なくとも福島の原子力発電所に対しても国は絶対に安全ですと、安全性が確認されていますと言い続けてきたわけで、福島県の人々も国の言い分を信じて、まさか壊れることはないだろうと思いながら生活してきたわけですね。
その国がこの原子力発電所が安全だと今言ったとしても、そんなものいったいどうすれば信じることができるのか、私にはそれがまずはわかりません。
少なくとも原子力なんてものは即刻やめるべきだと、思います。
原子力をやめたところで、電気、電力の供給に全く支障がないと、いうことは、日本の政府の統計自身が示してますので、まずはやめる。
でも、大切な事は、今のようなエネルギーを膨大に使うという社会そのものがすでにおかしいということに気がつかなければいけない、と思います。
エネルギーの使用量、電気の使用量そのものをどうやったら減らせるかというふうに日本人は考えるべきだと、思います。
私は3月11日に世界は変わったというぐらいに、思います。
今、完璧に放射能から逃れることはすでにできない、のですけれども、今できることそしてやるべき事というのは子どもを被曝から守るということです。
明るい未来はもう今は描くことができないと思う。
せめて少しでも全体の悲劇を減らすと、いうための方策を、具体的な方策を考えるということが必要なんです。
8月4日 衆議院議員会館にて小出裕章氏の講演会が開催
2011年7月11日
転載元: 原発情報