<span itemprop="headline">質疑応答</span>
質疑応答
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質問 脱原発のための具体的方法は？
小出/
わかりません。答えを知っていれば、40年前にやっていた。私の思いが全く通用しなかった。当時3基の原発をそれ以上に増やしたくなかった。それなのに54基もできて福島の事故まで起こってしまった。
原子力はテクニカルの問題だけでなく、9条にもリンクしていると思う。
広く言うと差別の問題でもある。そこらじゅうにある差別の課題を、一人一人が身近な問題として真剣に関わることだと思う。
質問
教科書に戦争賛美のものがあって反対している。
子どもたちに原発の良いイメージの刷り込みがされてしまう。これについてはどうか？
小出/
教科書は言われたとおり。日本は国が決めたことに電力会社や巨大企業も巻き込み、群がって、みんながそこに集まってしまった。国を中心にした巨大な力がここまでやってきてしまった。
教科書も原子力を賛同してきた。これからは変わってほしいが、どうなるかはわからない。
質問
「節約しないと停電」、原子力がなくなれば停電」と脅しているが・・
小出/
この教会はクーラーがない。日本は、エネルギーを消費し続けてきた。このことを考えて、「原子力がなければ・・」という脅しを信じないこと。
ただし、全て止まっても、大丈夫だということは、国のデータにもある。がんがん使ってもいい。
質問
小出/
難しい質問。一つだけ聞いてもらう。
でも、高速増殖炉では、水は使えないのでナトリウムを使う。これは透明ではなく銀色の個体。これを加熱すると
液体になる。日本で「もんじゅ」の前に作られた原子炉でトラブルがあった。原子炉の中に小さな部品が落ちたが、ナトリウムの中では見えずに、取り出せない。それだけが使えなくなってしまった。ナトリウムは放射線を浴びると、化学的変化も起こりやすいし､爆発することもある。
福島では水をかけることもできたが、もんじゅにはかけられない。本当に危険。
日本は「もんじゅ」をあきらめないだろう。
私たちの力が強くならなければ､それを止められない。
事故が起これば、琵琶湖は汚染されるのは確実。その前に止めなければ・・。
質問
セシウム汚染について
小出/
セシウム汚染は､これからあらゆるところに出てくる。覚悟してもらわないと仕方がない。
ここ滋賀も､大阪も、ヨーロッパも地球上すべて汚れている。基準値を決めて､それ以上は危険それ以下は安全といっているが、基準値以下のものも全て危険。基準を決めずに、どれだけ汚染されているか、はっきりわかるように東電や政府に求めたい。そして責任の度合いによって汚染を引き受けるべき.
・・年寄りが汚染のものを引き受ける、たとえば映画で18禁があるように60歳禁や50歳禁の食べ物と区別をする・・・・これを言って、大変怒られている。(笑）
でも3月に事故があって汚染は逃れられない事実。
質問
30歳はどの程度気をつければいいか？
小出./
30歳は気をつけなければいけない基準と思って下さい。若いので食べ物も十分気をつけてほしい。
?/
人権と言う点から見れば､子どもたちの放射線が問題。
福島の事故があったのに、なぜ日本は止められないのか？
事故がなかった「」ドイツやイタリアは止めることができたのに・・。
小出/
皆さんの質問すべてに答える時間がありません。全部に答えられず、すみませんでした。
長時間ありがとう。
転載元: mimiの日々是好日
