<span itemprop="headline">ヴィッラ・アドリアーナ(ハドリアヌス帝の別荘)世界遺産</span>
前に一枚だけ写真をご紹介したハドリアヌス帝の別荘入り口付近の風景です。
ローマの地下鉄B線のポンテ・マンモーロ駅からコトラル社のバスに乗り換えてティヴォリへ。
バスは三人ぐらいしか乗っていなくて不安になるので前の女性客に降りる場所を教えてくれるように頼みました。
ちゃんと教えてくれます。
エステ荘前のバス停ではバスのチケットを分けてくれてハドリアヌス帝の別荘も教えてくれた女性たちにも感謝です。
ネットで検索しても皆さんハドリアヌス帝の別荘行くには苦労されているようなので私だけではないとホットします。
現にローマからの地下鉄の中でコロッオに行くのに反対方向の列車に乗っているカップルもあったので。私もよく反対方向に行きました(汗)
ヨーロッパの駅はその駅名だけで日本のようにわかりやすく、前の駅と次の駅が書いてないことがあるのです。
巌谷 国士著のイタリア庭園巡り でこの写真を見ていっぺんに魅了されてイタリア再訪しました。
エジプトの神殿とその門前町を再現させたカノプス
こんな現代彫刻も傍らにあります。
博物館入り口のメデューサ(メドゥーサ)
メデューサはギリシア神話に登場する女の怪物です。蛇の髪の毛と、覗き 込むと石になるという瞳を持ち、肌は青銅のウロコでびっしり覆われ、背中には大きな 黄金の翼が生え、口からはイノシシのような鋭い牙が覗きます。髪が蛇である以外は髪が蛇である以外は美しい(?)少女の姿であるとする説もありますが、いずれにしろ、その目を見ると石になると言う点は変わらず、恐ろしい怪物であることに変わりはありません。
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帰りのバスはエステ荘からのお客で満員でした。エステ荘とヴィッラ・アドリアーナを午前中に回るというツアーもあったのですが、午前中だけではとても心残りがあると思い、単独行動にしました。広いので見学には時間かかります。
エステ荘しか行かないという方も多いみたいですが遺跡好きにはこちらも見逃せません。
カノプスの水面には顔だけの彫像が浮かんでいました。
ティヴォリは、ローマの東約30kmにある丘陵の上にある、穏やかな気候に恵まれ、豊かな森に囲まれた街。ここは古代ローマ時代から上層階級の保養地であった。
ハドリアヌス帝は、118年よりティヴォリの麓で広大な別荘(ヴィッラ・アドリアーナ)の建設に着手した。121年に最初にローマ帝国の巡察旅行に出かける前のことである。煉瓦の刻印を分析することによって、この別荘は2段階で建造され、完成したのは133年であることが判明している。ギリシャのアテナイのアゴラにあった彩色柱廊(ポイキレ)を模したポイキレ、エジプトのアレクサンドリアとカノポスを結ぶ運河を模したカノポスなど、皇帝が巡察旅行で魅了された建物や風景を偲ばせる建造物を建設させたといわれている。別荘の建物の数は30を超え、敷地の面積は、1.2km²に及ぶ。
ハドリアヌス逝去後、後続のローマ皇帝たちがこの別荘をどのように使ったのかはあまり記録されていない。しかし、この別荘の改造は3世紀までつづけられたことが判明している。そのあと、蛮族の石切り場と化し、廃墟となった。
15世紀ごろから、美術品を求めて、ピッロ・リゴーリオなどがこの別荘を発掘しはじめた。ピッロ・リゴーリオは、ティヴォリ丘陵の上にエステ家の別荘の設計をした人物である。