<span itemprop="headline">面白い光る源氏の物語</span>
天皇家・貴族階級には不義・密通など珍しくも無いのに、父の后を奪ってあそこまで苦しむのかと思っていました。
又その不義の子を天皇にするのもびっくり。
ところがこの対談集は見事に謎を解いてくれました。 物忌み なのです。
物忌みとは1 神事などのため、ある期間、飲食・言行などを慎み、沐浴をするなどして、心身のけがれを除くこと。潔斎。斎戒。2 夢見の悪いときや、けがれに触れたとき、また、暦の凶日などに、家にこもるなど家にこもるなどして身を慎むこと
天皇も部屋にこもるのに、そこへ源氏が后の寝所に忍び込む、これは大きな罪になるんですね。
その他にも男色 、これは出世の足がかりになります。
男女関係を「実事」 と表現するので嫌な感じがしない。
紫式部はそこに実事があったかどうかははっきり書かないから。
又紫式部がまだ下手な箇所は面白くないとはっきりいうのも痛快。
感心したのが医学部6年生の男性がショパンの「革命」を演奏されたことです。
又コーラスを指導されている方のお嬢さんのソロが素晴らしかったことです。二時間もあるコンサートでミュージックベルやピアノ弾き語りなどがありました。私は疲れて一時間ぐらいしか聞けませんでしたが忘れられない思い出になりました。