<span itemprop="headline">画家たちの二十歳の原点とからゆきさん</span>
昨年も多くの美術展に足を運んだのですが原発記事とイタリア庭園巡りの記事で忙がしく美術館関係の記事は滞ってしまいました。
その中で一番印象強かったのが画家たちの二十歳の原点
珍しい天使の絵も見ることが出来ました。
黒田清輝、熊谷守一、坂本繁二郎、青木繁、萬鉄五郎、中村彜、安井曾太郎、梅原龍三郎、岸田劉生、藤森静雄、恩地孝四郎、田中恭吉、牧島如鳩、中川一政、木村荘八、林倭衛、河野通勢、村山槐多、佐伯祐三、関根正二、尾形亀之助、柳瀬正夢、猪熊弦一郎、三岸好太郎、海老原喜之助、長谷川リン二郎(※)、吉原治良、三岸節子、靉光、筧忠治、桜井浜江、佐藤哲三、藤牧義夫、オノサト・トシノブ、松本竣介、桂ゆき、加藤太郎、野見山暁治、鴨井玲、草間彌生、靉嘔、池田満寿夫、横尾忠則、神田日勝、難波田史男、高畑正、森村泰昌、大竹伸朗、O JUN、野村昭嘉、会田誠、山口晃、石田徹也(53作家、約110点)。
作家本人の言葉とともに作品が紹介されている図録もお勧めです。
初めて観た棟方志功 の巨大壁画には圧倒されました。
先日テレビで棟方が奈良の筆を注文し、その丁重な礼状にも感心しました。
長文で絵も添えられてていました。立派な芸術品になっています。
まだ日本は貧しい時代で、九州などからは 「からゆきさん」
が東南アジアに売られていったのに、奈良は筆や墨の産業があり、少女たちの働き口があったのが幸いでした。
が東南アジアに売られていったのに、奈良は筆や墨の産業があり、少女たちの働き口があったのが幸いでした。
絵具に蛍光塗料を混ぜて描いた《男と女》や《舞妓》のシリーズや映画『怪談』のための大作《源平海戦絵巻》などの前衛的な作品を制作して、無所属の日本画家として活動を開始しました。1974年には、社会的な意識の高い前衛画家によるグループ「从会」を結成して、現代社会に生きる人間の《顔》に現われた心の闇を描いた作品群を発表しました。また一方で、鮮やかな静けさを湛えた風景画《太陽と月》シリーズや磨崖仏を思わせる仏画などの伝統的な画題でも独自の画風を探究しました。しかし、1977年には肺癌のために52歳で夭逝しました。
手術前に見る絵としてはグロテクスな舞妓などはきついものがありましたが、唯一のチャンスを逃さなくて良かったです。
フェルメールの「手紙を読む青衣の女」「地理学者」やピーテル・デ・ホーホの「室内にいる女と子供」 は京都で再会することが出来ました。
フェルメールブルーの静寂な美しさにはいつも魅了されます!