riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">額縁をくぐって物語の中へ</span>





毎朝、楽しませてくれたBSNHKの額縁をくぐって物語の中へ

15分のミニ番組ですがこれを観ると美術がますます面白くなります。

笑える場面も一杯。絵の中の人物がしゃべったり動いたり。

美術の世界は広くて深い!

男女(ふせえり池田鉄洋)の狂言回しが

絵の中に入って、登場人物に話を聞いたり、人物がどこを見ているのか探ったり窓の 外側に出て画家が描いていない街を散歩してみたり… 「視点」を変えて絵の中の世界を 見てみると名画の新しい楽しみ方が見つかります。 HPより

ふせえり さんは嫌われ松子の一生や運命の人、ゲゲゲの女房にも出ているコメディエンヌ

池田鉄洋 さんは俳優・演出家・脚本家。大河ドラマサラリーマンNEO
にも出ている。

今日で100枚の額縁が登場、フェルメールの「音楽の稽古」で終わりですか。


「音楽の稽古」では遠近法、透視図法なども教えてくれました。

私は入院中にこの番組に気がついたので100回も見ていません。

再放送が観たいですね。4月からセレクションがあるようです。


  


「ひょうたんでなまずを取る」如拙の「瓢鮎 図」室町とんち大会

ひとを食った問い掛けこのサイトが詳しい。

国宝の有名な絵の上に三十一もの詩があらわされています。
これを真剣にとらえてはいけません。おそらくこの文を書いた禅僧は笑いをかみ殺しながらしたためたことでしょうし、これを読んだ義持はきっと腹を抱えて笑い転(ころ)げたに違いないからです

禅問答だとまじめ腐って鑑賞しなくてよいのですね。



京都の粋を集めたお座敷で遊ぶ彦根屏風
彦根藩主井伊家に伝えられたため、「彦根屏風」の名があり、近世初期風俗画の傑作として高く評価されている。制作は江戸時代寛永年間(1624~44)と考えられており、舞台は、当時の京の遊里(ゆうり)と推定されている。
 各人物は、屏風の山折りと谷折りの形態を活かし、それぞれが緊密な対応関係にあり、そのさまざまな姿態とともに、計算されつくした完成度の高い構図をとっている。また、人物の髪筋や衣装の文様等、線描と賦彩は精緻を極め、一種生々しい印章を与える。
 三味線、双六(すごろく)、恋文、画中画の屏風絵は、漢画の伝統的画題である琴棋書画(きんきしょが)の見立てであり、屏風絵は室町時代末期を下らない本格的な漢画の技法をとる。
 落款(らっかん)はないが、卓越した素養と手腕を持つ狩野派の絵師の手になると考えられる。




吉備大臣入唐絵巻
遣唐使の苦難は知っていても唐でこんな試練にあっていたとは

絵巻の内容は、大江匡房の『江談抄』に記される物語と一致しており、遣唐使吉備真備が在唐中に幽閉され、鬼(幽霊)となった安倍仲麻呂に導かれて、皇帝による『文選』や囲碁による無理難題を解いて、遂に帰国を達成するというものである。

この絵巻物は、大正12年若狭酒井家売立てに出され、古美術商戸田弥七が十八万八千九百円で、手張りで落札する。春日光長筆、世に知られた国宝級平安絵巻物の大名品であったが、その年関東大震災がおこり、美術品どころではなくなってしまう。
 誰も買い手が無く持ち越していたものを、ボストン美術館の富田幸次郎(昭和6年から東洋部長)が、大正13年に日本にきた際、これを購入する。



ヴェネツィアミレイのオフェーリア




カルパッチョ作 世界で一番豊かな町の「二人のヴェネツィア婦人」

先日のヴェネツィア展では東京だけに展示、残念です。こういうことよくあります。

英国の批評家ラスキンによって19世紀に「高級娼婦」との誤名で紹介され広く知られることになったけれど「ラグーナでの狩猟」ともともとは一枚の絵だったことが判明。ゆりの花が描かれてたのが切れているところに着目した方はえらいですね。





しかも百合は貞節のシンボルですから二人の女性は娼婦でなくて貴婦人ということになりました。西洋画はこのようにお約束が多いです。

まだ左側の絵が発見されていないそうです。ミステリアスですね。