riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">映画日本国憲法</span>

 
模型飛行機さんの記事を転載させていただきましたがその中で橋下が
「全ては憲法9条が原因!?」「(集団買春は)中国へのODAのようなもの!」
 
こう言う考えは絶体許せません。
 
彼らは平和憲法が邪魔でしょうがないのです。なんでも憲法9条のせいに?
9条があるからまだ我慢してくれているアジア諸国
戦争責任追求もドイツのようにはしっかりできませんでした。
9条あればこそ、経済的にも発展、9条こそ世界一の武器ですと映画日本国憲法は述べています。
 
このDVDは最近食物を宅配してくれる暮らしを耕す会で映画日本国憲法を貸していただきました。
 


以下はgoo映画より
監督・ジャン・ユンカーマンは、画家の丸木位里・俊夫妻を取材した『劫火-ヒロシマからの旅-』(1988)で米国アカデミー賞記録映画部門ノミネート。9.11のテロ後にノーム・チョムスキーにインタヴューした『チョムスキー9.11』(2002)は世界十数カ国語に翻訳・上映され、現在も各国で劇場公開が続いている。他に、与那国のカジキ捕りの老漁師を描いた『老人と海』(1990)、エミー賞受賞作「夢窓~庭との語らい」(1992)など。現在も日米両国を拠点に活動を続けている。本作『映画 日本国憲法』は、2002年に製作した『チョムスキー9.11』の続編という位置づけで企画された。(作品資料より)
憲法制定の経緯や平和憲法の意義について、世界的な知の巨人たちが語った貴重なインタビュー集。監督は、9.11のテロ後にノーム・チョムスキーにインタビューした「チョムスキー9.11」のジャン・ユンカーマン。インタビューに応えるのは、歴史家のジョン・ダワー、作家・政治学者のC・ダグラス・ラミス社会学者の日高六郎、日本国憲法草案作成に携わったベアテ・シロタ・ゴードン、政治学者のチャルマーズ・ジョンソン、シリアの民主活動家ミシェール・キーロ、そして言語学者のノーム・チョムスキーほか多数。日本の憲法の在りようについて、多角的視点からとらえた知的ドキュメンタリーである。音楽は、ソウル・フラワー・ユニオンが手がける。
 
 
 
戦争は動物も虐待しました。
 
動物園の猛獣は危険と殺されました。賢い象は毒餌食べませんでした。
 
名古屋の東山動物園の象は守られて象列車が来たという絵本にもなりました。
 
馬は軍馬に、その軍馬より価値が低いと言われたのが兵隊です。
 
犬は毛皮のために供出させられました。
 

 
第二次大戦前には、ゾウ・キリン・ライオン・トラなど700種1200点という動物数を誇る大動物園となる。戦中、上野動物園天王寺動物園と同様、空襲によって暴れだしたら問題だということで多くの動物が殺されたり(戦時猛獣処分)、餌不足により餓死するなどし、終戦まで生き延びたのは5種26点(ゾウ2頭、チンパンジー1頭、カンムリヅル2羽、カモ20羽、白鳥1羽)だけであった。しかし北王英一園長などの努力があり、日本国内では唯一ここの2頭のゾウだけが終戦時まで生き延びたため[4]、戦後になるとゾウを見ようと全国から小中学生団体が詰め掛けたWIKIより


 
 
 
戦争で儲かるのは軍事産業だけです、バスに乗り遅れるなというスローガンで庶民を乗せ中国に戦争仕掛け、アジアの人々に甚大な被害を与えました。
 
中国人の死者は1000万。
 
日本国民も空襲や原爆投下され悲惨な結果になりました。
 
そのアメリカに擦り寄っている政府、日本には9条があるからアメリカの戦争には協力できないといえば通るのに。
 
追記
 
 

 
高橋和也の演じる鈴木安蔵治安維持法違反第1号で投獄されていたのは知らなかった。この法律はたとえば戦争が嫌だと心の中で思っても犯罪となる大変な悪法、この亡霊がよみがえってきているので憂慮している。
この映画の監督、大澤豊氏と憲法学者の長谷川正安先生のお話付き 
以前、監督の沖縄戦を描いた「GAMA-月桃」を観たことがある。今回の映画は若い人に観てもらいたいのでドラマにしたと。月刊誌の派遣社員!が恋人(司法試験を受けようとする若者) と日本国憲法の原点を問う取材を通して鈴木安蔵を知る設定。
 鈴木は47歳まで職に付く(静岡大学教授)ことが出来なかった。1904年、福島県生まれ。京都帝大哲学科から経済学部に転部。民衆の立場に立つ憲法学を成立させる。
 妻(藤谷美紀)俊子はロシア語の翻訳家。<font color=blue>「女が選挙権持っていたら戦争する人に投票しない」「戦争中は戦争反対なんて言えなかった」</font>という俊子の言葉に安蔵が憲法草案に「男女平等」を入れた場面がある。子供が三人いて無職の、研究ひとすじの夫では大変な苦労されたでしょう。彼女の実家も開明的だったらしい。調べたい。
 長谷川先生も憲法は誰が作ったかはそんなに大事な事ではないと。イギリスは13世紀のマグナカルタから始まり、フランス革命他世界各地の民主化の闘いで生み出され結集したもの。特に日本は多大な戦争の被害を諸国民に与えてしまったのだから平和憲法なくしては許されなかった。特に日本は多大な戦争の被害を諸国民に与えてしまったのだから平和憲法なくしては許されなかった。
 
明治の青年たちが外国からルソーなどの文献取り寄せ学習し各地で憲法草案が作られた。映画の中でも自由民権運動や五日市憲法植木枝盛などの憲法草案作成過程を子供たちがドラマ仕立てにしていた。それらの運動や草案は明治政府により抹殺され、国民には秘密のうちにドイツ憲法を手本とした君主権の強い大日本帝国憲法が作られてしまった。明治初期から日本は台湾や朝鮮への出兵、日清、日露、シベリア出兵、日中戦争、太平洋戦争と戦争にあけくれた。これでは豊かになれるはずもない。
戦後日本が奇跡の復興とげたのも平和憲法あっての事。9条という歯止めなくしたら、子供たちの未来を奪ってよいのだろうか。
 
 
鈴木安蔵だけでなく各政党や、高野岩三郎(加藤剛)の共和制の憲法草案もあった。鈴木中心の憲法研究会の案が英訳されGHQ案に取り入れられた。日本政府案はほとんど大日本帝国憲法と同じ内容だった。戦前の日本に住んでいた<font color=blue>ベアテさんは日本女性の惨めな境遇に心痛め男女平等を取り入れた。彼女はまだ不充分と涙浮かべて主張したが日本の保守階級は抵抗した。
押し付けられたと思ったのはそういう特権階級。あの当時新憲法を国民がどんなに歓迎したか。秘密のうちに作られた憲法を押し付けられた戦前と違い議会で審議、通過している。
 憲法前文の格調の高さをぜひ多くの人に読んでもらいたい。