riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">映画レ・ミゼラブル初日鑑賞</span>

衝撃的な予告編ですね。日本初演の舞台から観ていたのでこの予告編には驚かされました。
最近、生の舞台鑑賞もなく寂しいし明日から三連休になるので珍しく公開初日に鑑賞しました。
 
船の場面から悲惨で大迫力、舞台版を見慣れていると、ここまでリアルでないので
 
初めてレ・ミゼミュージカル版をご覧になる方は驚かれるかも。
 
でもマイナス2度の美しい山の上で歌うバルジャンをも観る事が出来ました。
 
世の中には理不尽で不公平な事が多い。
 
子供の時に「ああ無常」を読み姉妹の子供のためにパンを盗んだだけで19年も牢につながれたバルジャンの話は深く刻まれました。
 
人助けもしたのに脱獄の罪が重く。
 
こういう本を読んだ事や病後肥満児になりいじめにあった体験からか、差別に敏感です。(今又ガリガリに戻り服に困ります)
 
このミュージカルのおかげで原作も読みました。
 
せっかく映画にするのではここまでやらないと差がつきませんから。
 
やはり3時間休憩なしで見ごたえあります。原作、作詞作曲、俳優さんも素晴らしい。
 
民衆の歌では涙、涙。日本初演観たときもこの歌だけはすぐ覚える事が出来ていつまでも耳に残りました。。ミュージカルはこうでなくては。
 
バリケード作る場面も映画ではとても現実的です。
 
舞台初演では巨大な鉄の塊のようなものが上手下手から出てきて合体するのですが。
 
学生たちが市民からも見放される場面では、
 
以前は演劇評論家の扇田氏が当時の天安門事件と関連ずけられていましたが、
 
今回は、選挙の敗北感で(泣)つらいことは多いが希望は失わない‥
 
女性の役で一番人気のエポニーヌが予告では全然出てこないと思ったら25周年記
 
念公演の俳優:サマンサ・バークスでした。ウエストが細い!日本では島田歌穂
 
この役争奪戦だったらしい。
 
司教様の顔見て、あれと思ったら初演のジャンバルジャンコルム・ウィルキンソン
 
バルジャンを救った後「さてわが兄弟~♪」と歌う曲が好きです。
 
過ちを犯したバルジャンを諭す場面です。
 
映画ではこの訳詩ではありません。
 
映画のための新曲もあります。バルジャンがコゼットを助け、光明を見出す場面の歌。
 
そのためバリケードで孤立した後の「子供あるものと女性たちは帰りなさい」とアンジョルラスがアーロン・トヴェイト歌などカット。
 
ジャベールのクロウが歌う「星よ~」も歌う場所が違いました。
 
舞台版でジャベールの自殺場面の演出は見事でした。落ちたようにみせるのが真に迫って。
ガブローシュの死顔がまるでビスクドールのよう。
 
アン・ハサウェイ評判よいだけありますがお母さんも同じ役や演じていたとは、
 
お兄さんの話も面白い。
 
過酷な減量されたのですね。
 
25周年記念DVD聞きながら書いていますが同じ役を
 
ミス・サイゴン」のオリジナルキャストレア・サロンガが歌っていますがぽっちゃりで。でもフェリピン人なのでこれは大変な実力です。
 
フォンティーヌだけでなく、中流以上の家でも子供を里子に出す事が多かったと最近知りました。驚きです、そのためにコゼットのような虐待もあったらしい。
 
子育ては大変ですが子供の成長は毎日観察するだけでも得がたい経験です。
 
主役のヒュー・ジャックマンはアレンの「タロット殺人事件」ぐらいしか知らなかったのですが
ミュージカル『美女と野獣』『サンセット大通り』に出演したり実力派なのですね。
スマートなのに力持ち!ジャンバルジャンにはぴったり。
 
『X-メン』は公開と同時に大ヒットとなり、ジャックマンはスターダムを駆け上がった。後に製作された続編でも彼は主役を演じた。ウルヴァリンを演じるにあたり、ボディ・トレーニングを必要とし、『メンズ・ヘルス』誌によると、彼は撮影が終わった時にはベンチプレス140kg、レッグプレス480kgを持ち上げられる程になっていた。
2004年にジャックマンはオーストラリア人作曲者兼俳優のピーター・アレンの生涯を描いたブロードウェイ・ミュージカル『ザ・ボーイ・フロム・オズ』でトニー賞 ミュージカル主演男優賞を受賞。彼の卓越したパフォーマンスは多くの賞賛と共に2004年・2005年と同賞の主役となった。また、第58回トニー賞の司会を務め、エミー賞のIndividual Performance(Variety/Music Program)を受賞した。
 
テナルディエ夫人:ヘレナ・ボナム=カーターなぜかヘレナが好きです。
 

 
上は95年ロンドンで買ってきたパンフ、下はポストカード
 

 
レ・ミゼの劇場はオペラ劇場でとても立派でしたがロンドンの道はまっすぐでないので近くに行くまでこの劇場が見えなくて不安でした。
 
舞台版では死の床のバルジャンをフォンティーヌやエポニーヌが迎えに来きますが。救われたと思われる人たちは白い光に包まれます。
 
何年たっても普遍的な作品なのでファンが多いと思われます。
映画化されてさらに広まるといいですね。
 
 
2007.9の記事
「レ・ミゼ」評判良いらしい。父の勤め先でチケット確保。子供の時に読んだ「ああ無常」は好きだった。何やら素晴らしいメロディー流れ舞台は盆にのりずんずん進む。えーっと思うあっという間の3時間、あの音楽をもう一度聴きたい、舞台観たいと思ってもソールドアウト、テープ販売なし。CDなんてない時代。コレで渇望感。大阪の今は新しいがその頃は古い梅田コマへ。家族巻き込んで大阪へ。観劇したのは私だけだけど。

 当時のキャストは鹿賀丈史滝田栄ダブルキャスト島田歌穂鳳蘭野口五郎斉藤晴彦斉藤由貴、山本耕二、子役だった!

 「レ・ミゼ」はジャン・バルジャンだけが主人公ではない。敵役のジャベール、革命起こそうとする青年、貧しい労働者たち、娼婦たち、子供たちに光が当たる。ほとんどの役者が何役もこなす。同じメロディーをバルジャンとジャベールが歌う意味。

 ミュージカルのおかげで積読だった長い原作も読了できた。ユゴーのパリの浮世絵一杯の邸宅も訪れることが出来た。

  1995年、ついにロンドン・パレス劇場で「レ・ミゼ」鑑賞。のちのロンドンでの10周年の記念コンサートしたときの学生役の俳優がリーダーのアンジョルラスを歌っていた。テレビ鑑賞。鹿賀さんも参加していた。

 ロンドンの劇場は日本の横長舞台と違い奥行きは深いが横幅ないので舞台が真近い。オペラ劇場なので豪華で雰囲気がある。初めてロンドン行った時はマチネ・ソワレと何本観たか。チケットは劇場で買えば日本の半額!
2008年の記事
田代隆秀さんはレ・ミゼのグランテールで私に刻まれていると思っていたらそれもそのはず、シェイクスピア俳優でシェイクスピア全作品を上演した「シェイクスピアシアター」の創立メンバー!

ロイヤルシェイクスピアカンパニーのトレバー・ナンとジョン・ケアードに会えるだけでもすごいと思ってオーデションを受けたそうだ。

レ・ミゼは私をミュージカル狂にした記念すべき作品。おかげで文庫本5冊の原作読みユゴーの家
http://blogs.yahoo.co.jp/shishi5235/24711621.html
も訪問。ロンドンの舞台も感激した。

田代隆秀さんのグランテールはやはりネット上でも語り草だ。

ミュージカル「レ・ミゼ」はジャン・バルジャン一人が主役でない。
敵対するはずのジャベールや悪漢の娘エポニーヌ、パリの娼婦や民衆の女性たち、圧制に立ち上がり雄々しく奮戦する学生の傍らに飲んだくれて絶望しているグランテールの姿に自分も見出すかのようである。


扇田昭彦が書かれたように同じ旋律でジャン・バルジャンとジャベール、フォンテイーヌとエポニーヌ等が歌詞を変えて歌う。

「ビバ!ミュージカル」は扇田さんがミュージカル誌に書かれたものに書き下ろしをくわえたもので大変参考になります。

レ・ミゼの感想
http://blogs.yahoo.co.jp/shishi5235/17287637.html
 
2010年に観たパリシャトレ座のレ・ミゼ、バリケードがなくて船の場面が登場。
来年二月に玉三郎丈がここで公演します。