<span itemprop="headline">東京新聞 筆洗<真の文明は山を荒さず川を荒さず村を破らず人を殺さざるべし></span>
以下、東京新聞様より。
2013年1月1日
「予は下野(しもつけ)の百姓なり」。田中正造の自伝はこの言葉から始まる。「小中の土百姓」「溜(ため)(下肥)かつぎ営業」とも自称した。国会議員になっても、辞めた後も生涯一農民という認識は変わらなかった(小松裕著『真の文明は人を殺さず』)
▼今年は正造の没後百年になる。五年ぶりに再登板した安倍政権は自らの原発政策への反省や検証もないまま、民主党政権が決めた二〇三〇年代に原発ゼロという方針を覆し、原発の新増設さえ視野に入れる。正造が生きていたら、「加害者が何を言う」と一喝するだろう
▼銅の採掘のために伐採され、製錬所が出す亜硫酸ガスや山火事ではげ山になった足尾の山林は、ボランティアが木を植えて、荒涼とした山肌に緑が戻ってきた
▼自然との共存を主張した正造に今、学ぶべきことは多い。新年に当たり、もう一度かみしめたい言葉がある。<真の文明は山を荒さず川を荒さず村を破らず人を殺さざるべし>
・・・以上・・・
今の私たち日本人の大多数の祖先は、百姓だったと思います。
常に、百姓の意識を持ち、その生活に寄り添ってくれるような政治家を、私たちの代表として、来る参院選で、国会へ送り込みたいと思います。
転載元: 無心