<span itemprop="headline">講演会のご案内と浜岡原発の耐震性</span>
みなさま 西英子です。
私どもは、今年こそは浜岡原発を絶対に再稼働させない、廃炉に
させる運動をしなければと、その第一回目の講演会を27日にします。
講師の湖西市の三上市長は、全国の自治体の首長に「脱原発」を
呼びかけておられます。
「脱原発首長会議」にはすでに80名以上が参加され、名古屋市の
河村市長も加わっておられます。また「浜岡原発の廃炉を求める」
訴訟の原告にも三上市長は現職の市長として加わっています。
普通、市長のお話はかた苦しいと思われますが、三上さんのお話
は面白く、迫力がありますよ。元気いぱいになって「浜岡 廃炉だ!!」
と力の満ちあふれる講演会になるようにします。
寒い日になっても ぜひ ご参加くださいますようお願いします。
* * * * *
『浜岡原発は南海トラフの巨大地震に耐えられるのか』をまとめて
みましたのでご一読ください。
【 海溝型と直下型が同時に 】
浜岡原発を襲う地震の特徴は、南海トラフで発生する「海溝型」と、原発
直下で起こる「直下型」が同時に起こることです。
強烈な揺れと、地震直後に来襲する津波で大きな被害が予想されます。
浜岡原発は予想震源域の真上にあり、世界一危険な原発といわれています。地震の規模はマグニチュードM9クラスといわれています。
【 敷地が隆起する 】
浜岡原発の地盤は年間に数ミリずつ沈み込んでいます。地下に溜まった
ひずみが限界に達すると、一気に岩盤を破壊し、それまで沈みこんでい
た地盤は数十秒ほどの間に隆起すると予想されています。
【 原発で大事故が起こる 】
福島の場合は震源ははるか130キロの海底でしたから、揺れは緩やか
でしたが、浜岡の場合は直下型ですから、2メートルと予想される突き上
げが来ます。これに耐えられる構造物があるとは思われません。
激しい揺れで運転停止のための制御棒が挿入出来ないため核分裂
が止められない、敷地内に断層が多く走っているので、電気配線や
冷却配管がずたずたになる、使用済核燃料プールの水が激しい揺れで
飛び出して冷却不能になる、などきわめて深刻な事態が予想されます。
中電は800ガル(重力加速度)とか1000ガルの耐震性を考慮して
いるといっていますが、東日本大震災では、震度7の場所で2933ガルを
記録しています。東海地震ではもっと大きな加速度が発生するでしょう。
【 首都圏、中京圏が壊滅状態の悪夢か 】
日本の大動脈である東名高速道路(1日84000台)、東海道新幹線
(1日利用客31万人)が動かなくなります。
放射能は風向きによって、首都圏、中京圏を襲います。首都圏だけでも
3000万人が避難の対象になります。
その被害は福島の比ではありません。
そんな悪夢が予想されるのに、中電は浜岡原発の再稼働をあきらめな
いのは、正気の沙汰とは思われません。 (西光之輔)
*************************************************
日 時: 1月27日(日) 午後1時30分~4時20分
会 場: 名古屋市女性会館 3階 大研修室
(地下鉄「東別院」 1番出口東へ3分)
演 題: 浜岡原発再稼働になぜ反対するか
講 師: 静岡県湖西市長 三上 元さん
参加費: 1000円
主 催: 講演実行委員会 西英子052-808-3241
【 金曜行動のご案内 】
1月11日(金)から始まりました。
中部電力本店前 18時~19時
関電東海支社前 18時~20時 (高岳駅1番出口すぐ)
私は、中電前に行ってから、19時から高岳まで歩いて(約5分)移動し
ます。
みなさま 西英子です。
中部電力は浜岡原発で建設中の防波壁を今年中に完成させて、
来年に再稼働する方針のようです。
1月27日の浜岡原発の講演会のご案内の前に、防波壁について
私どもが調べたことを お伝えします。
【 いま建設中の防波壁は津波を防げるのか 】
南海トラフ地震で浜岡原発を襲う津波の高さは、21メートルとも
19メートルともいわれています。
中部電力は当初は海抜12メートルの防波壁を予定していました
が、その後18メートルに変更し、さらに昨年末に4メートルかさ
上げして海抜22メートルにすることにしました。工事費は1500
億円とし、今年末に完成するとしています。
この壁はコンクリート製ではありません。鋼鉄製の大きな箱を積み
上げて造ります。中はガランドです。箱の厚さは2メートルです。
コンクリート製の世界一を誇った釜石の堤防でさえも津波で粉
ごなに壊れました。
この薄っぺらで箱を積み上げた「張り子」の防波壁が巨大な津波
に耐えられるでしょうか。
津波は普通の波のように、海面近くの海水が動くのではなく、海底
からの厚い海水が押し寄せるのですから、そのエネルギーは巨大です。
海底が浅くなるに従い、海底の土砂と岩石を巻き上げ、防波壁に
ぶち当たります。コンクリート製の堤防さえも破壊したのですから、
鉄製の箱を積み上げた防波壁はひとたまりもありません。
敷地の両側にある川を遡上した津波と、原発敷地内に侵入した
津波は原発の施設に浸水します。引き波になっても防波壁と砂丘
が邪魔をして海水が引かないことになります。
こんな悪夢のような光景が予想されます。
(以上は、タンポポ舎の山崎久隆さんの論文を参考にしました)
私どもは、今年こそは浜岡原発を絶対に再稼働させない、廃炉に
させる運動をしなければと、その第一回目の講演会を27日にします。
講師の湖西市の三上市長は、全国の自治体の首長に「脱原発」を
呼びかけておられます。
「脱原発首長会議」にはすでに80名以上が参加され、名古屋市の
河村市長も加わっておられます。また「浜岡原発の廃炉を求める」
訴訟の原告にも三上市長は現職の市長として加わっています。
普通、市長のお話はかた苦しいと思われますが、三上さんのお話
は面白く、迫力がありますよ。元気いぱいになって「浜岡 廃炉だ!!」
と力の満ちあふれる講演会になるようにします。
寒い日になっても ぜひ ご参加くださいますようお願いします。
* * * * *
『浜岡原発は南海トラフの巨大地震に耐えられるのか』をまとめて
みましたのでご一読ください。
【 海溝型と直下型が同時に 】
浜岡原発を襲う地震の特徴は、南海トラフで発生する「海溝型」と、原発
直下で起こる「直下型」が同時に起こることです。
強烈な揺れと、地震直後に来襲する津波で大きな被害が予想されます。
浜岡原発は予想震源域の真上にあり、世界一危険な原発といわれています。地震の規模はマグニチュードM9クラスといわれています。
【 敷地が隆起する 】
浜岡原発の地盤は年間に数ミリずつ沈み込んでいます。地下に溜まった
ひずみが限界に達すると、一気に岩盤を破壊し、それまで沈みこんでい
た地盤は数十秒ほどの間に隆起すると予想されています。
【 原発で大事故が起こる 】
福島の場合は震源ははるか130キロの海底でしたから、揺れは緩やか
でしたが、浜岡の場合は直下型ですから、2メートルと予想される突き上
げが来ます。これに耐えられる構造物があるとは思われません。
激しい揺れで運転停止のための制御棒が挿入出来ないため核分裂
が止められない、敷地内に断層が多く走っているので、電気配線や
冷却配管がずたずたになる、使用済核燃料プールの水が激しい揺れで
飛び出して冷却不能になる、などきわめて深刻な事態が予想されます。
中電は800ガル(重力加速度)とか1000ガルの耐震性を考慮して
いるといっていますが、東日本大震災では、震度7の場所で2933ガルを
記録しています。東海地震ではもっと大きな加速度が発生するでしょう。
【 首都圏、中京圏が壊滅状態の悪夢か 】
日本の大動脈である東名高速道路(1日84000台)、東海道新幹線
(1日利用客31万人)が動かなくなります。
放射能は風向きによって、首都圏、中京圏を襲います。首都圏だけでも
3000万人が避難の対象になります。
その被害は福島の比ではありません。
そんな悪夢が予想されるのに、中電は浜岡原発の再稼働をあきらめな
いのは、正気の沙汰とは思われません。 (西光之輔)
*************************************************
日 時: 1月27日(日) 午後1時30分~4時20分
会 場: 名古屋市女性会館 3階 大研修室
(地下鉄「東別院」 1番出口東へ3分)
演 題: 浜岡原発再稼働になぜ反対するか
講 師: 静岡県湖西市長 三上 元さん
参加費: 1000円
主 催: 講演実行委員会 西英子052-808-3241
【 金曜行動のご案内 】
1月11日(金)から始まりました。
中部電力本店前 18時~19時
関電東海支社前 18時~20時 (高岳駅1番出口すぐ)
私は、中電前に行ってから、19時から高岳まで歩いて(約5分)移動し
ます。
みなさま 西英子です。
中部電力は浜岡原発で建設中の防波壁を今年中に完成させて、
来年に再稼働する方針のようです。
1月27日の浜岡原発の講演会のご案内の前に、防波壁について
私どもが調べたことを お伝えします。
【 いま建設中の防波壁は津波を防げるのか 】
南海トラフ地震で浜岡原発を襲う津波の高さは、21メートルとも
19メートルともいわれています。
中部電力は当初は海抜12メートルの防波壁を予定していました
が、その後18メートルに変更し、さらに昨年末に4メートルかさ
上げして海抜22メートルにすることにしました。工事費は1500
億円とし、今年末に完成するとしています。
この壁はコンクリート製ではありません。鋼鉄製の大きな箱を積み
上げて造ります。中はガランドです。箱の厚さは2メートルです。
コンクリート製の世界一を誇った釜石の堤防でさえも津波で粉
ごなに壊れました。
この薄っぺらで箱を積み上げた「張り子」の防波壁が巨大な津波
に耐えられるでしょうか。
津波は普通の波のように、海面近くの海水が動くのではなく、海底
からの厚い海水が押し寄せるのですから、そのエネルギーは巨大です。
海底が浅くなるに従い、海底の土砂と岩石を巻き上げ、防波壁に
ぶち当たります。コンクリート製の堤防さえも破壊したのですから、
鉄製の箱を積み上げた防波壁はひとたまりもありません。
敷地の両側にある川を遡上した津波と、原発敷地内に侵入した
津波は原発の施設に浸水します。引き波になっても防波壁と砂丘
が邪魔をして海水が引かないことになります。
こんな悪夢のような光景が予想されます。
(以上は、タンポポ舎の山崎久隆さんの論文を参考にしました)