riboni5235’s diary

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<span itemprop="headline">芸術文化勲章「コマンドゥール」授与式</span>

坂東玉三郎さんに仏芸術文化勲章最高章

TBS JNN News i - 2月20日(水) 8時30分
 歌舞伎俳優の坂東玉三郎さんにフランス政府から最高位の芸術文化勲章コマンドゥール」が贈られました。

 「大変、うれしく思いますし、夢にも思っていなかったことなんです。こんなところに勲章をかけるのは珍しいので、恥ずかしいです」(坂東玉三郎さん)

 コマンドゥールはフランスの芸術文化勲章の中で最高のもので、玉三郎さんは女形としての並外れた表現力が高く評価されました。また、バレエや中国の昆劇など、ジャンルをまたいで世界の芸術家とコラボレーションしてきたことも評価の理由の一つとなりました。

 玉三郎さんはフランスでも知名度が高く、文化省での授与式には地元メディアも大勢集まりました。

 「あなたは男、女、どちらの性にも属すことのない、誰にも到達できないある種の理想像を演じています。そこには規格外で魅惑的な美があります」(フランス オレリー・フィリペティ文化・通信相)

 コマンドゥールはこれまでに、映画監督の北野武さんや女優の岸惠子さん、フランス文学者の蓮實重彦さんらに授与されています。また、今月3日、66歳で亡くなった市川團十郎さんにも2007年に贈られたものです。

 「同い年くらいで頂いたことは縁だと思います。(團十郎さんが)今、いらっしゃらないことは、とてもさみしいですけれども、同じ勲章を頂いて、ともに喜びたいと思います」(坂東玉三郎さん)

 玉三郎さんは去年、歌舞伎の女形としては5人目となる人間国宝の認定を受けましたが、実は歌舞伎役者の家の生まれではありません。授与式のスピーチでは子ども時代を振り返り、こう語りました。

 「小さいときからこのような専門家の舞台人になるとは考えていなくて、両親の前で踊るだけが喜びでありましたけれども、歌舞伎俳優になりまして、私としては本当に夢のようでございます」(坂東玉三郎さん)

 今月5日から16日にかけてパリでの公演を終えたばかりの玉三郎さんは、「真に美しいものは万国共通。今後もパリや世界で公演を行えるよう努力を続けたい」と話していました。(20日01:58)