<span itemprop="headline">映画「風立ちぬ」と「アンコール」</span>
監督が切実に感じていたことが映画になり良かった~
この様に反戦の気持ちを表すことが出来て。
あのころの結核は転地保養が出来る裕福な人たちにも不治の病でしたから短い間でも夫婦として一緒に生活したいと言う気持ちには反対できないでしょう。
戦闘機の技術者を主人公にしたのも今までにない新しい点で成功したと思います。
牛にゼロ戦引かせる当時の日本!
始めなぜ牛が出てくるのかわかりませんでした。
「陸に上がった軍艦」でも板で作った戦車など登場しました。
こんなに遅れてるのに世界を相手に戦争すると言う狂気、バスに乗り遅れるなの宣伝に惑わされて好戦的になってしまった国民。
幻影の?ドイツ人の姿も興味深いです。あらわなナチスの姿を出さなくても戦争の悲惨さが伝わります。
安倍のような人たちは自分が国民に号令掛け、戦争させても自分自身は絶対体がバラバラになるような戦場とは無関係な安全な場所にいられると思っているのでしょう。食料も水もないところで餓死したり、人肉まで食べざるを得ない所まで追い込まれるなんて知らないのでしょうか。
あるいは原発事故や原爆でドロドロになって死んでいくことを。
「崖の上のポニョ」(2008年)以来、5年ぶりとなる宮崎駿監督の最新作『風立ちぬ』について鈴木プロデューサーは「一言で言うと、“堀越二郎”の話です」と明かした。堀越二郎は実在の人物で、第二次世界大戦時に登場した大日本帝国海軍の艦上戦闘機・零戦の主任設計者。「宮崎駿は戦争関係のものに対して非常に造詣が深く、堀越二郎という人を個人的趣味として色々調べてました。零戦を設計した人の生涯の話に、堀辰夫の恋物語をドッキングさせたらどんなお話になるだろう。そういうところから、始まりました」と、作品誕生のきっかけについて語った。さらに鈴木プロデューサーは、映画の内容について「堀越が10歳の少年時代から、物語は始まります。子供の頃から空に憧れて飛行機に乗りたかった少年が大人になった時、飛行機の仕事に携わろうと思った時に、時代は戦争の時代。そこで彼が作らなきゃいけないものが、艦上戦闘機だったという話なんです」と、その一端を明かした。そして、『風立ちぬ』のテーマについては「宮崎駿は昭和16年生まれ。戦争というものを避けて通れない。戦闘機とかタンクとか、みんなそういうものが好きなんです。ところが時代は日本が戦争に負けて、戦争反対の時代でもある。宮崎駿は、その矛盾の中で生きた人。自分の好きなものが引き裂かれているんです。一方で戦争の兵器、一方で戦争反対という。なんで自分みたいな人間が出来たんだろうということを映画の中で明らかにしたいと、そう話していました。そこが、映画の中でも非常に大きなテーマになってきます」と、今回の作品が宮崎駿監督のルーツにまつわるものだということを語った。
戦争の時代でなかったら戦闘機の設計ではなく旅客機の研究だったのでしょう。
追記
映画の中で主人公が特高に追われる場面が少しありました。上司たちが助けてその後の事は深く描かれていませんでした。この様なエンジニアが追われるのはわけがわかりません。
当時の日本には世界にも悪名高い「治安維持法」があり、今の政府も同様な法律で国民を縛ろうとしているので厳重注意です。
国の方針から外れるものは、戦争は嫌と心の中で思うだけでも逮捕され拷問される法律でした。
「昆虫社会」と言う本を持っているだけでも逮捕されたりするめちゃめちゃな法律でした。女性音楽家、俳優まで逮捕されました。有名なのは小林多喜二ですね。その日のうちに拷問で下半身は膨れ上がり亡くなりました。