<span itemprop="headline">ミュージカル「100万回生きたねこ」</span>
カフカの「変身」も再放送されました。昆虫になってしまう、ここでも森山君の驚異の身体能力が発揮されました。
森山君は少年時代に黒木瞳のミュージカルに出ていてテレビで観て以来、注目しています。ドラマ刑事の現場もよかったですねえ。
77年に発表された絵本は傑作、何回読んでも泣けてしまいますがこの舞台版でも同じでした。
佐野さんの絵も好きです。実母に悩まされたそうです。それも本になっています。
舞台化は3回、ドキュメンタリー映画はちょっと眠かったです。
2013年 「100万回生きたねこ」(ミュージカル、森山未來・満島ひかり主演)
劇場で販売していたという肉球マシュマロ、私もその場にいたら買ったでしょうね。
沢田研二主演は観ましたが今回の舞台版は生で観ることが出来ませんでした。
出演
メイクは上記のようなのではなくて耳付きの帽子のようなものをかぶっています。
猫のひげはその帽子に付いています。
猫はちょっと意地悪そうな少女(飼い主が変わっても猫を見守っています、追跡?)や王様、船乗り、手品師、泥棒、老女に飼われて可愛がられましたが、飼い主を愛していませんでした。飼い主は猫が死んだ時は皆泣くのですが猫は泣きません。猫の不機嫌な顔がたまらない!
猫は死ぬと穴の中に入っていく、生まれ変わって登場。
他の演者もいろんなところから出たり入ったりであきません、生演奏で役者のように楽器を奏でながら登場します。
二幕は飼い主はいなくてのらちゃん、大勢の雌猫が言い寄りますが見向きもしません。
そんなとき白ネコに遭遇
100万回死んだと自慢する猫に白ネコは「じゃあ、あなたは何回生きたの?」とグサリ。
満島ひかりの白ネコは一幕と違いピュアな感じでぴったり、可愛い~
しりとり遊びの会話や歌唱、歌詞 何だろう、何かしら がいいですね。
二匹が惹かれあっていくところ
猫に身体を預けて死んでいく場面、泣けます。
絵本と違い二匹の間に生まれた子猫たちは出てきません。
白ネコが死んで…とらねこは泣きながら赤い毛糸を出す、感動の結末です。
銀粉蝶は王妃や老婆、王妃は王の戦争好きを助長、
ピエロのような手品師藤木さんの演技、哀しみが滲み出ています。
風刺が効いていて良かった~
びっくり箱からひかりちゃんが出てくる場面、生だったら本当に驚くでしょう、
いつの間にか、字が小さくなっていた、本当に簡単モードは私には不便。
劇場で販売していたという肉球マシュマロ、私もその場にいたら買ったでしょうね。
タイツやレギンスも個性的。インバル・ピントさんのデザイン、いいですね。
猫を食べちゃった怪物、犬?も面白かった!
今日はこのミュージカル観て自分もアディダスバレエが出来て幸せ~
追記
白猫と仲良くなっていく場面なんてとても可愛くてたまりません。
王様の猫だった時「王様なんて犬みたいだ、おしっこ引っかけた縄張りの中でわんわん吠えて威張っているだけ」と猫が言う。
「王様のために家来が死ぬ」と王様が~。
靖国参拝も戦争で死んだ人を悼むと言ってるけど本当は、国家、自分たちのために庶民が喜んで死ぬようにさせたいだけ。口車に乗ってはいけません。