riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">ヤマトタケルシネマ歌舞伎</span>

 
昨年6月、新橋演舞場
二代目市川猿翁 四代目市川猿之助 九代目市川中車 襲名披露 五代目市川團子 初舞台「六月大歌舞伎」で、襲名披露狂言の一つとして上演された、三代猿之助 四十八撰の内『ヤマトタケル』が、シネマ歌舞伎となってスクリーンに蘇ります。
 
休憩を含めると4時間になってしまうし日に一回上映なので諦めていたのですが今日が最終日とわかり行ってしまいました。
 

 
休憩が二回も入る長丁場ですが「あっという間だね」の声が上がり、泣いてるご様子に最後は拍手まで。
映画館上映ですがシネマ歌舞伎ではよくあります。
思わず自分もカーテンコールの場にいるような臨場感。
猿翁が登場し、会場にも杖の方も一人ではないので自分も頑張らねばと思います。
初演を今の猿翁で観て、「伊吹山ヤマトタケル」を右近で観たと思います。
 
女形はかんざしが三段も!あったり、昔からスーパー歌舞伎の衣装は豪華ですが綺麗な映像でくっくりと見えます。
 
ワカタケルの市川團子ちゃんの口跡の良さ、将来が楽しみですね。親子関係は今でも難しい普遍の問題。
劇中もカーテンコールでも猿翁、香川照之(中車)父子関係も当然想起されます。
 
シネマ歌舞伎は役者の細かい表情がはっきりわかるので理解しやすい。
 
弟橘姫:(おとたちばなひめ)市川春猿、が在れる海を鎮めるための入水する場面から泣けてきます、伊吹の神との死闘で傷ついたカケルが「我に翼を与えよ」と。
タケルとの間にワカタケルを授かったものの都でさびしく暮らした兄橘姫(えたちばなひめ)/:市川笑也
 
倭姫(やまとひめ):市川笑三郎、この一門は女形が長身とても綺麗。
 
最後は華麗な宙乗り。巨大な翼を羽ばたいて…カタルシスが得られます。
 
歌舞伎の舞台を撮影し、映画館のスクリーンでデジタル上映する「シネマ歌舞伎」シリーズ第19作目。哲学者の梅原猛が3代目市川猿之助のために書き下ろし、1986年に初演、古典芸能の歌舞伎に現代風演出を加えた「スーパー歌舞伎」という新ジャンルを開拓した「ヤマトタケル」を映像化。大和の国の皇子・小碓命(おうすのみこと)は、誤って双子の兄・大碓命(おおうすのみこと)を殺害してしまう。父帝の怒りを買った小碓命は、大和に従わない熊襲(くまそ)の征伐に向かわされる。熊襲兄弟を打ち倒した小碓命は、ヤマトタケルと名乗ることとなるが、父帝の怒りは収まらず……。
 
哲学者の梅原猛が3代目市川猿之助のために書き下ろし、古典芸能の歌舞伎に現代風演出を加えた「スーパー歌舞伎」という新ジャンルを開拓した「ヤマトタケル」(1986年初演)。本作でタケヒコ役を演じている右近は、「映画化はとてもありがたいこと。初演当時から全公演に出ているので、全編を通して見るのは今日が初めて。学生を卒業した22歳の頃、最初はヘタルベという蝦夷(えぞ)の少年の役を演じた。今回はタケヒコ役を演じているけれど、これまでに9つくらいの役をやらせてもらった」と述懐。そして、「『ヤマトタケル』はいまだに色あせない。初演からずっと同じなわけではなく、時代時代に合わせて生きてきた作品。こうして後世に見ていただけることは非常にうれしい」と喜びを語った。
舞台の撮影には約50本のマイクが仕込まれていたそうで、右近は「音の臨場感もカメラワークもすごい。松竹という会社が映画を作っていることが如実にわかるカット割り」と舌を巻いていた。また、「ヤマトタケル蝦夷の少年の心を打ったように、これから先も無垢な気持ちで芝居に没頭していこうと私に教えてくれる作品」と代表作に感謝しきりだった。
ヘタルベ役を演じた弘太郎も、「2歳の時に初めて見た歌舞伎で、自分の人生を変えてくれた。私の人生において欠かすことのできない作品」と感慨もひとしお。さらに、「子どもの頃はアクション性や衣装の豪華さに魅了されていたけれど、30歳になってセリフひとつひとつに深みを感じるようになった。年代ごとに楽しめる作品」と語った。映画COM
 
追記
最後のタケルの登場の時の謡?の声も素晴らしくうっとりでした。
 
中車の口上の声が割れていて痛々しいけど半沢効果で人気のようでほっとします。芸達者なので皆さん長い目で見てあげてくださいませ。