riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">どんなにボロボロになっても9条の旗を手放してはならない</span>

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護憲派の財界人がいると知って感激したのは数年前の事です。
その品川正治氏が今年8月になくなられました。
世界11月号小森陽一「追悼品川正治さん」にも載っていた復員兵が9条を読んで皆泣いた話
 
以下引用です。 
一人息子と嫁をなくし、孫娘を養女にし、小学校から育ててきた氏が大学になった娘に、自分の戦争体験だけでなく、戦争とはこういうものだという指標。
 
1)戦争は、「勝つために」が全ての価値に優先してしまう。最も大切な命や人間としての価値観、自由や人権も「勝つために」でないがしろにされ、価値が反転してしまう。命をも犠牲にして勝つというのが戦争で、価値観を転倒させてしまう。
 
2)戦争は、全てを「動員」する。学問、精神も動員する、それに耐えられるか? そういうと、学問を始めようとしている娘はぎょっとします。日本史は神国日本に置き換えられ、ゲーテ、カントという見事な哲学を生んだドイツ人が、戦争中にはホロコーストを起こした。精神動員の恐ろしさは極まりないのです。
 
3)戦争は、戦争指導者が全ての「国家権力を握る」。国のあり方は、司法、行政、立法の三権分立が基本です。しかしこれも、戦争を指導する立場の人が権力の中枢に座る。これが戦争です。
 
1924年兵庫県神戸市生まれ。第2次世界大戦中の1944年12月、旧制第3高等学校(現・京都大学在学中の20歳の時に大日本帝国陸軍に召集され、中国戦線に出兵する。
 
カントの『実践理性批判』だけは読んで死にたいと。必死になって読み、読み終えて10日後ぐらいに、召集を受けた。
 
戦闘で負傷し、散弾の破片を体内に残している。1946年に復員。日本上陸の直前に船上で配られたボロボロの新聞で日本国憲法草案を読んで「二度と戦争をしない」と誓ってくれたと、みんなで泣いた。戦争を放棄する、軍隊は持たない、国の交戦権は認めない、よくぞここまで書いてくれたかと、言葉にあらわすことができないくらいの感動を受けたという。
その後の人生は、戦闘で失った仲間、アジアで失われた数え切れない命を忘れることなく、新たな憲法を握り締めるように歩いてきた。
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ジェームス三木さんも舞台真珠の首飾りを書いてくれたので尊敬しています。
アテ・シロタ・ゴードンさんは皇后さんも言及されています。
 
日本で育ち、日本人を愛し、日本の女性がおかれていたさまざまの理不尽な状況をよく知っていた、当時22歳の彼女の情熱と涙が、日本政府側(もちろん男ばかり)の「日本には、女性が男性と同じ権利をもつ土壌はない。日本女性には適さない」という抵抗を押しきり、現行憲法第24条の「婚姻は、両性の同意のみに基づく」「夫婦が平等の権利を有する」という基本理念を掲げさせたことを、私たちは深く記憶にとどめておかなければならないでしょう
 
ベアテさん、とてもチャーミングな女性で大好きでした。
 
 
 
朝日(リレーおぴにおん)私の悪人論:6 非難される黄門様の話はボツ ジェームス三木さん
 
三木さんも満州から引き揚げました。
「いざという時に、国家は国民を守らない」という現実を子供心に痛感
「特攻隊に入って10代で死ぬのが当然」と思っていたが価値観が反対になりました。
本当の悪人は国民に被害者意識を植え付け、戦争に駆り立てる政治家、だから憲法9条は、線背王を知るわれわれの世代が守り抜いて、子孫に引き継ぐ責任があります。
 
三木さんは今放送中の八百屋お七異聞を書いています。彼らしく冤罪の雰囲気です。私は主役の女性にあまり惹かれないのでみたのは最終回の前の会だけです。
来週最終回です。
あの歌舞伎漫画のドラマもどうなったのでしょうか、アイドルに歌舞伎役者を演じさせてみているのが辛くて1,2回見ただけです。山本耕史の舞台姿は見たかったのに。