<span itemprop="headline">琉球舞踊と沖縄慰霊の日</span>
完璧な美の世界です~
21日に南座で、釣簾の戸、黒髪、鐘ケ岬を
12日に組踊と琉球舞踊を鑑賞しました。
いずれも楽日で三階席最前列は取れませんでした。
今日は沖縄慰霊の日ですね。69年前激烈な地上戦で県民の4人に一人が殺された。
70年前には沖縄から本土に向かった学童疎開船が撃沈され1500人が犠牲になった。
今も米軍の基地として占領されている沖縄、危険と隣り合わせ。
追悼式で石垣市の小3の増田健琉(たける)君の平和の詩が読み上げられた。
きっと
世界は手をつなぎ合える
青い空の下で話し合える 抜粋
昨年の沖縄慰霊の日で反響を呼んだ詩は絵本「へいわってすてきだね」は絵本となりました。
作者は当時6歳だった安里有生(ゆうき)君
やさしいこころがにじになる。
へいわっていいね。
へいわってうれしいね。
みんなのこころから、へいわがうまれるんだね。抜粋
坂東玉三郎
昨年、演劇評論家の大笹吉雄さんから、私たち歌舞伎俳優が沖縄の組踊と一緒に仕事をしてみてはどうかというお話をいただきました。昔から組踊は何度も拝見していますし、そこに自分が入っていけるのなら、是非勉強してみたいと思いお受けしました。昆劇もそうですが、組踊など歌舞伎とは異なる様式を持った芸能に関わることは、私の中で大きな試みのひとつです。
組踊や沖縄舞踊は、舞踊的要素という点では日本舞踊から例をとることができますが、沖縄の言葉を話し、謡うということはとても大変なことです。が、大城先生が書いてくださった台本は、私が演じる上で十分に気持ちを込められるものでした。琉球王国の神事を司る国王の妹、私情を断ち切って国の為に尽くすという女性像は、とてもやりがいのある役だと思いました。
俳優というのは、まずは自分が沖縄の紅型に身を包み「聞得大君」という役を演じたらどうなるだろうというような“想い”から入っていきます。組踊の様式や沖縄の言葉、音楽にどこまで浮遊できるか、漂えるか。「聞得大君」という役に没頭し、沖縄の組踊の基本に即しながら、私自身がどこまで沖縄に歩み寄っていけるのかが課題です。新作ではありますが、古典の様式を大切にして、「本当の古典のようだった」とお客様に思っていただけるような作品にしたいと思います。
今回は新時代を担う国立劇場おきなわの研修生出身の方たちと一緒に舞台に立ちます。歌舞伎はもとより、組踊など新世代が誕生することは本当に素晴らしいことですし、古典を繋いでいくためにも、お客様が劇場に足を運んでくださるような、そんな華やかな古典芸能を目指していきたいです。
さて玉三郎さんが短期間で琉球舞踊に挑戦されたこと、また独特な組踊の唱えに挑戦 されたことに敬意を表したい。まさに舞踊歌劇=組踊で歌舞伎調の舞台セットの中で 踊った玉三郎さんのイメージが大きい。彼の踊りはたおやかで、唱えは ...
国立主催の公演は毎年行っているので、琉球舞踊は見慣れているほうだと思いますが、 この日は特に若手の舞踊家たちの気合の入り方が違ってました。1部では古典舞踊を じっくり見せてもらい2部で玉三郎主演の組踊(くみおどり)という構成 ...
これも能を思わせる格調高い舞台でした。
紅型の豪華な衣装の鮮やかさ。