riboni5235’s diary

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<span itemprop="headline">293:安倍内閣のタブー資料公開「日本軍によるオランダ人女性の強制売春に関するオランダ政府報告書」全文の翻訳</span>

293:安倍内閣のタブー資料公開「日本軍によるオランダ人女性の強制売春に関するオランダ政府報告書」全文の翻訳

  2007年の第一次安倍内閣において首相の「狭義の強制売春はなかった」という歴史事実を否定する発言がなされました。
これに対し、サンフランシスコ講和条約で日本政府が受諾した連合軍の戦犯裁判のひとつであるオランダ軍臨時軍法会議での判決文、法廷資料などのオランダ語原文を翻訳解説して『週刊金曜日』に連載しました。
そこには首相の「官憲による強制を裏づけるものはない」との見解を完全に否定する多くの歴史資料が原文の翻訳により示されています。
しかし週刊誌の紙面では到底全文が掲載できないので、多くの資料を新たに加えて2008年6月に発刊されたのが、→この書籍です。

単行本には1994年に提出された、オランダの外務大臣と文化大臣の指示によって作成されたオランダ政府の「日本軍占領下の旧蘭領東インド(インドネシア)でのオランダ人女性に対する強制売春に関する資料調査報告書」の翻訳の全文(→オランダ語原文)も収録してあります。

この資料の冒頭に添付されたオランダ外務大臣の書簡にもあるようにこの報告書は、直ちにオランダ政府から日本政府にも届けられている公文書です。安倍晋三氏は首相としてこの公文書をいまだにあえて無視しています。

そして第二次安倍内閣では、朝日新聞の「慰安婦誤報問題」を奇貨として、あたかも「慰安婦強制連行」が史実ではなかったごとくの極端な歴史修正主義が蔓延しつつあります。このような主張は、この公文書をまったく無視するか、これにまったく無知であるのかのいずれかです。

このオランダ政府の報告書は、すでに報告しましたように、昨年日本を公式訪問した→オランダ国王の皇居でのスピーチの根拠のひとつでもあるのです。わたしはこのように書いています;
@font-face { font-family: "MS 明朝";}@font-face { font-family: "Century";}@font-face { font-family: "Century";}@font-face { font-family: "@MS 明朝";}p.MsoNormal, li.MsoNormal, div.MsoNormal { margin: 0mm 0mm 0.0001pt; text-align: justify; font-size: 12pt; font-family: Century; }a:link, span.MsoHyperlink { color: blue; text-decoration: underline; }a:visited, span.MsoHyperlinkFollowed { color: purple; text-decoration: underline; }.MsoChpDefault { font-family: Century; }div.WordSection1 { page: WordSection1; }

十月二九日、国賓として天皇を訪問したオランダのアレクサンダー国王は→宮中晩餐会の挨拶(王室英語原文)で次のように述べている。
 

「私 たちは第二次大戦中におけるオランダ市民と兵士の体験を忘れようとは思いませんし、忘れることもできません。この数年間に負わされた傷の痛みは、多くの人々の人生に暗い影を投げ続けています。犠牲者への悲しみは今日も続いているのです。拘禁と強制労働と陵辱の記憶が多くの人々の人生にいくつもの傷跡を残しているのです。」

So we will not forget - cannot forget - the experiences of Dutch civilians and soldiers in the Second World War. The wounds inflicted in those years continue to overshadow many people's lives. Grief for the victims endures to this day. Memories of imprisonment, forced labour and humiliation have left scars on the lives of many.

この宮中晩餐会には、当然安倍首相以下の閣僚の多くが列席して国王のスピーチを聴いていたのです。彼らは国王のこの言葉を「見ざる言わず聴かざる」の三猿としています。歴史修正主義政権のタブーであるからです。「拘禁と強制労働と陵辱」とはでは具体的に何であったのでしょう? その答えのひとつがこの政府報告書なのです。
おそらく、平成天皇と皇后はこのことを自覚しているのではないかと推定しています。


@font-face { font-family: "Times";}@font-face { font-family: "MS 明朝";}@font-face { font-family: "Century";}@font-face { font-family: "Century";}@font-face { font-family: "@MS 明朝";}p.MsoNormal, li.MsoNormal, div.MsoNormal { margin: 0mm 0mm 0.0001pt; text-align: justify; font-size: 12pt; font-family: Century; }p { margin-right: 0mm; margin-left: 0mm; font-size: 10pt; font-family: Times; }.MsoChpDefault { font-family: Century; }div.WordSection1 { page: WordSection1; } Tokio, 29 oktober 2014: Koning Willem-Alexander, Koningin Máxima, Keizer Akihito en Keizerin Michiko © ANP, foto: Robin van Lonkhuijsen.
そこでこの資料をネットでも公開してほしいとの声がベルリンにまで寄せられており、同資料の翻訳者の村岡崇光ライデン大学名誉教授と相談の上で、以下の同資料の全文(本書210ー246頁)をここに公開します。

この書籍には末尾の目次にあるように、このオランダ政府報告書にある膨大な公文資料の中でも「日本軍による強制連行」を裏づける最も重要な一次資料14点の翻訳に詳しい解説をつけて収録されています。これらには、この報告書の根拠となった被害者の生きた声に接することができるのです。ぜひ本書の本体であるこれらをお読み下さい。

「過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります。非人間的な行為を心に刻もうとしない者は、またそうした危険に陥りやすいのです」

"Wer aber vor der Vergangenheit die Augen verschließt, wird blind für die Gegenwart. Wer sich der Unmenschlichkeit nicht erinnern will, der wird wieder anfällig für neue Ansteckungsgefahren."
           
30年前にこう述べた ワイツゼッカー元大統領のベルリンでの国葬の日に
2015年2月11日

(以下はクリックすれば全てパノラマ写真でよく読めます)






































転載元: 幸せの青い鳥