<span itemprop="headline">アイアムノットアベ</span>
週刊金曜日4/3のコラム「風速計」より
「アイアムノットアベ」 石坂啓(漫画家・作家)
「I am not ABE」TV画面で見るとその文字はド迫力だった。思わず身を乗り出してしまう。抗議デモで手にするようなプラカードが。本番中のキャスター席にどんと置かれてた。ただごとではない、スタジオの空気。(略)
3/27の報道ステーション、そうか3月で降板なのか、相手の名前を出してお礼を言うのは珍しいなと一瞬思ったらそうではなかった。「菅官房長官を始め官邸の皆さんには物凄いバッシングを受けて…」
政治批判をするたび圧力があったと古賀茂明さんは申し立てていたのだ。打ち合わせにはなかったのだろう、ちょっと待ってくださいと古館さんが遮るも、横並びの二人がまるでカメラを無視して向かい合い、口論が始まったかの体。
安倍総理は原発輸出大国・ギャンブル大国を目指しているが国民の多くは自然エネルギー大国・平和大国・文化大国を望んでいるのではないか――と古賀さんは言い切り、自作のフリップを取り出したのだった。
凄いなと嬉しくなる。(略)番組改編時、色んな番組でぬるい仲間内の「お疲れ様」ごっこを見せられていた側としては、おきて破りの展開がめちゃめちゃ面白かった。
そう。アベ批判はこの媒体で全く鳴りをひそめている。古館さんの番組は頑張っている方だった。それでもちょっと本音の意見を言うだけでこんな異質な空気に感じられる程、今の報道全体が予定調和のぬるま湯にいる訳だ。アクシデントもバトルもありの危なっかしい本番があってもいいはずなのに。(略)
危機感を持っている視聴者は少なくないと、番組制作者には伝えたい。他国の船や飛行機事故をつ検証するのもいいが、この国の無資格「機長」の心配をもっとすべき。コックピットの内側から鍵をかけお子ちゃま操縦、乗客は急降下に気づかず悲鳴も上げず座っている。叫ばなくてどうする。ドアを開けろ!アイアムノットアベ!(引用終わり)
心の中でいつも叫んでいます、アイアムノットアベ!
原発報道など頑張っていた報道ステーション。事実を事実のまま伝えることの大切さを思います。
厳しいけれど委縮することなく頑張って!(昨日は以下↓の報道も。こんな文書をまず届けるべきはNHKでは)
自民、「報ステ」に中立要請文 アベノミクス報道受け 4/10共同通信
テレビ朝日「報道ステーション」のプロデューサーに昨年11月、アベノミクスを取り上げた報道を批判し、公平中立な番組づくりを求める文書が自民党から届いていたことが10日、関係者の話で分かった。
転載元: “わが谷は緑なりき”~私の映画ノート