<span itemprop="headline">悪法案どこから見ても　取り柄無し</span>

朝日俳壇/歌壇では、戦争をテーマにした作品が選ばれるようになっています。
その内のいくつかをご紹介します。また、野ばらんさんが戦争法案に反対する短詩形文学募集のご紹介と共に、ご自分の作品も載せておられましたので、併せて掲載致します。

金子兜太選

　
憲法が散華してをる　揚花火　　（いわき市）　馬目空

過ちは繰り返します　羽抜鳥　　　　（三郷市）　岡崎正宏

戦争を知らざる宰相　旱（ひでり）星　　　（神奈川県二宮町）　村岡多加子

積極的従属主義や　夏の陣　　（横浜市）　大井みるく

（評）　岡崎氏。愚かな政治家たちよ、の思い。村岡氏。知らないこと程怖いものはない。

永田和宏選
金曜日雨が降ろうがSEALは　ラップ調にて憲法守れ　　　（葛城市）　林増穂

「うちの子は戦死しました」と言いたくない　だから私はプラカードを持つ　　（豊橋市）　赤石裕佳里

戦争させないデモへ行く夕べ　君と食べてるカレーの平和　　　（行方市）　額賀旭

（評）SEALDｓの活動が目覚ましい。彼らの安保法制反対デモを頼もしく見る林氏。赤石さんは母としての必死の思いからデモへ。全国一斉に人々が掲げたのは金子兜太筆のプラカード。