<span itemprop="headline">拡散希望【ヴォーリズ建築の華「大丸心斎橋本店」取り壊し反対の署名にご賛同お願いします</span>
宛先: J・フロントリテイリング
アールデコの美しき大丸心斎橋店本館の建て替え(内装取り壊し)をしないで!!
99人の賛同者が必要です! ↑
ご賛同いただけましたら嬉しいです。署名および転載にご協力、よろしくお願いいたします。
(御堂筋の反対側の外壁にある大丸のシンボル:ピーコック)
ヴォーリズは建築設計士としても有名で、国の登録有形文化財として各地に残っている建物も数多くあります。大丸心斎橋店の意匠設計は、ヴォーリズ建築事務所の佐藤久勝。関西学院や神戸女学院の設計も手掛けたアール・デコの設計の実力派です。
(御堂筋側の入り口付近の天井部分)
ヴォーリズ建築の百貨店では、現存するのが唯一、大丸心斎橋店だけとなっています。
1933年に建てられました。その後、大阪大空襲の戦禍に遭い、高層階が焼失したにも関わらず、戦後高層階を修築して使われ続け現在に至っています。低層階は1933年の建築以来のものです。
御堂筋側入り口のステンドグラス)
戦前から利用されてきた大丸心斎橋店は、大阪のシンボルでもあります。また、私たちの曽祖父母・祖父母・父母の面影を偲びに訪ねてゆける数少ない場所でもあります。
内装のエレベーターや天井、階段にアール・デコがちりばめられ、美しさがあふれて出ています。
一階化粧品売り場の天井部分 美術館並みの繊細で美しい装飾
風格のある大理石の階段
大丸心斎橋店を経営しているJ・フロントリテイリングは、2015年7月中旬、老朽化と情報化対応(IT)、および増床の対応を理由に、大丸心斎橋店の本館の建て替え(外装一部保存、内装取り壊し)を発表しました。修築の場合、建て替えより費用がかかるとのことで、一部外装を残した上での建て替えをすることとなっています。しかしながら、修築にかかる場合の費用は公表されていません。また、建て替えをする際に外装をどのように保存するかといった詳細については発表されていません。
約80年の長きにわたり、大阪市民をはじめ、全国の多くの人に利用されつつも、なぜ修築が無理だったかという十分な説明をはじめ、それを市民が納得するまでのプロセスがなされていないのです。また、外装をどのように残すかが十分に公表されていないため、建て替え後に、市民が思っていた外装と違うということも生じかねないのです。
本館一階のエレベーター(ぼけていてすみません)
2015年12月中には、大丸心斎橋店本館の営業を一時中止して、建物を取り壊し(外装の一部を保存・内装は取り壊し)、建て替えすることとなっています。
残された時間はあまりありません。
是非、ご署名をお願い致します。
(文章は、FB岡田 学さんのChange.org でのキャンペーンより転載しました)
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興味を持たれた方は、ぜひ、大丸心斎橋店(地下鉄御堂筋線心斎橋駅すぐ)に行かれて一階の天井、階段、エレベーターなどご覧になってみてください。まるで美術館そのもののような繊細で美しい意匠に感動されると思います。
設計図展にも足を運ぶと、このデザインを施工するのに、300枚もの設計図を書いて、念入りに丁寧に仕上げられたことも伝わってきました。
ヴォーリズ設計事務所では、何人かが協力して図面を仕上げましたが、そのうちの一人、佐藤久勝はヨーロッパを回って独自に勉強を重ね、天才的と言われる美しい設計をされた方です。彼の意匠が数多くちりばめられた美しい内装は、他の商業施設には見られないものです。
何でも壊して建て直せば良いのではなく、良いもの、美しいものは後世に残していくという考え方が大事だと思います。日本の壊す文化は、ヨーロッパの残す文化を見倣いたいものです。
このデザインは、壊せば、技術的にも二度と復元はできません。
署名は昨日始めたばかりです。取り壊しまで4ヶ月日にちがありませんが、優れた建物が取り壊し直前で、中止になることは、豊郷小学校の例もあります。
どうかご賛同の署名をよろしくお願いいたします。
転載元: mimiの日々是好日