<span itemprop="headline">11- 緊急事態条項はこんなに怖い</span>
11- 緊急事態条項はこんなに怖い
※ 2015年11月28日 非常事態宣言のパリ デモ参加者50人に出頭命令
自民党の改憲草案98・99条の「緊急事態条項」によれば、閣議の了承さえ取りつければ内閣総理大臣はいつでも緊急事態の宣言ができ(98条)、その期限の明記はなく、緊急事態が宣言されている間は衆議院は解散されない(99条の4項)ので、戒厳令を半永久的に敷くことも可能だというものです。その間は内閣が出す政令が法律と同一の効力を持ちます(99条)。
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アベ首相のほしいままに戒厳令 緊急事態条項はこんなに怖い
田中龍作ジャーナル 2016年1月9日
非常事態宣言下のフランスでは「デモ・集会」が禁止されている他、「令状なしの家宅捜索」も可能となっている。基本的人権が大きく制限されているのだ。
アベ首相が改憲草案98・99条の「緊急事態条項」を発動すれば、フランスの国家非常事態宣言と同様、あるいはそれ以上の強権体制を敷くことができる。
何がどれほど怖いか―
1)閣議の了承さえ取りつければ内閣総理大臣は緊急事態の宣言ができる(98条)
2)内閣は法律と同一の効力を発する政令を制定することができる(99条)
3)緊急事態が発せられた場合には何人も公の機関の指示に従わなければならない(99条3項)
9条よりも緊急事態条項の方が先なのだ。戦争法制も怖いが、戒厳令はもっと怖い。生活の隅々まで時の権力に支配されるからだ。
夏の選挙の結果、与党が3分の2を取るようなことにでもなれば、それは現実のものとなる。
~終わり~
転載元: mimiの日々是好日