2016-03-10 <span itemprop="headline">麗しきおもかげ日本近代美術の女性像</span> 未分類 子供の時観た映画「新吾十番勝負」のタイトルにポスター右下の狩野芳崖の絶筆≪悲母観音≫が使われていました。この絵が東京芸大のコレクションにあると知ってもなかなか観ることが出来ませんでした。昨日念願のこの絵に会ってきました。さすが表装も立派な屏風のようになっています。高橋由一「美人(花魁)」は3月23日~、上村松園 「草紙洗小町」は3月29日~悲母観音は3月21日までと難しい。続きます。他にも有名な彫刻や子供や猫の絵もあります。観たこともある作品も有り、観たことないけど美しく癒される作品多数。東京藝術大学は1887年に開学した東京美術学校を前身として、戦後1949年に創立され、現在に至るまで、日本の近代、現代における美術文化の創造に貢献してきました。特に幕末から明治へ、日本社会の近代化が急速に進められるなかで、日本美術の伝統を継承しながら、西洋美術の真髄を移植することを主要な課題として、日本の近代美術を開拓した数多くの美術家たちを育成、輩出してきました。このように長き歴史を有する東京藝術大学には、日本の近代美術の貴重な作品がコレクションされています。今回の展覧会では、第1部として、東京藝術大学コレクションのなかから厳選された作品50点に、名古屋市美術館が所蔵する代表的な作品11点を加えて、総計61点の作品により、日本の近代美術における女性像の変遷を紹介します。高橋由一の≪美人(花魁)≫や狩野芳崖≪悲母観音≫からはじまり、憧れの西洋女性の美しき肖像を経て、明治・大正・昭和三代を生きた日本女性の愛しき肖像まで、多彩な女性像をご覧いただけます。また、第2部では、東京美術学校日本画科の卒業制作のなかから女性像を描いた作品40点を初めて特集して紹介します。画壇の流行に敏感な画学生たちが、渾身の力を込めて制作した処女作には、若い情熱に溢れた斬新で魅力的な作品が揃っています。かつて美術家たちが愛し描いた女性の「麗しきおもかげ」は、いまの私たちの視線も魅了してくれることでしょう。新しい作品との出会いに、ご期待ください。