<span itemprop="headline">Yahoo!』から見る「日本」の「異常さ」</span>
私たちが日々追っている様々なニュース。
しかし、日本のニュースは他国に比べて明らかに「異様」であったのだ。
しかし、日本のニュースは他国に比べて明らかに「異様」であったのだ。
全世界で最新の情報を配信している『Yahoo!』。
中でも、人々が最も興味のあるものを並べるのがページの最初にくる「トップニュース」だ。
下記の数字は、とある一週間、「アメリカ」「イギリス」「日本」の『Yahoo!』を開くと出てくる「トップニュース」のカテゴリーの割合を比べたものである。
実は、ひとつだけ空欄をつくったのだが、そこにはとあるカテゴリーが入る。
それは何なのか?
あなたはお分かりになるだろうか。
この「●●」にくるもの……それは「芸能ニュース」である。
アメリカでは芸能ニュースが『Yahoo!』のトップで報道されていた割合は、わずか3%、イギリスは12%。
それに対し、なんと日本では35%もの割合で芸能ニュースが取り上げられていたのだ。
芸能人の熱愛や暴露話……。
そんなニュースが日本では世界のニュースの倍、自国のニュースとほぼ同じ回数で、トップページに登場していた。
中でも、人々が最も興味のあるものを並べるのがページの最初にくる「トップニュース」だ。
下記の数字は、とある一週間、「アメリカ」「イギリス」「日本」の『Yahoo!』を開くと出てくる「トップニュース」のカテゴリーの割合を比べたものである。
実は、ひとつだけ空欄をつくったのだが、そこにはとあるカテゴリーが入る。
それは何なのか?
あなたはお分かりになるだろうか。
【アメリカ】
世界のニュース:24%
自国のニュース:65%
スポーツニュース:7%
●●:3%
その他:1%
【イギリス】
世界のニュース:22%
自国のニュース:51%
スポーツニュース:15%
●●:12%
その他:0%
【日本】
世界のニュース:17%
自国のニュース:38%
スポーツニュース:9%
●●:35%
その他:1%
この「●●」にくるもの……それは「芸能ニュース」である。
アメリカでは芸能ニュースが『Yahoo!』のトップで報道されていた割合は、わずか3%、イギリスは12%。
それに対し、なんと日本では35%もの割合で芸能ニュースが取り上げられていたのだ。
芸能人の熱愛や暴露話……。
そんなニュースが日本では世界のニュースの倍、自国のニュースとほぼ同じ回数で、トップページに登場していた。
この状況は、海外の人からみると、違和感を通り越してただただ驚きの状態だという。
世界で、そして自国でさまざまな社会問題が起こっているのに、日本ではそのニュースは芸能人のゴシップニュースと同じ位置づけ。
それどころか、数日後には世界が注目しているニュースは忘れ去られたかのように、後ろのほうにきてしまうのだ。
確かに、このように数字にすると、自分たちでもその異様さは理解できるかもしれない。
しかし、よく考えてみて欲しい。
実際に『Yahoo!』を開いたとき、世界で起こったニュースより、芸能人のスキャンダルのページを真っ先に開いてはいないだろうか。
そんな「期待」と「要望」に『Yahoo!』は答えているだけなのだ。
世界で、そして自国でさまざまな社会問題が起こっているのに、日本ではそのニュースは芸能人のゴシップニュースと同じ位置づけ。
それどころか、数日後には世界が注目しているニュースは忘れ去られたかのように、後ろのほうにきてしまうのだ。
確かに、このように数字にすると、自分たちでもその異様さは理解できるかもしれない。
しかし、よく考えてみて欲しい。
実際に『Yahoo!』を開いたとき、世界で起こったニュースより、芸能人のスキャンダルのページを真っ先に開いてはいないだろうか。
そんな「期待」と「要望」に『Yahoo!』は答えているだけなのだ。
ニュースが示す、自国への興味のなさ。
しかし悲しいことに、わたしたち日本人は本当に自分たちの国に興味がないのかもしれない。
2014年に行った最新の国民調査によると、「個人の力では政府の決定に影響を与えられない」と思っている若者の数は60%以上、「将来、国の担い手として積極的に政策参加したい」と答えた若者の割合は、約35%と半分にも満たなかった。
ちなみに、アメリカは約60%、イギリスは約53%。
日本はダントツに低いことが分かる。
だが、かといって、日本人が自国に満足しているかというとそうではない。
「自国の社会に満足している」と答えた日本の若者の数はたった2.8%である。
どうやら私たちは、自国には不満を持ちながらも、自分一人の力では、「国を変えることができない」と思っているようである。
しかし悲しいことに、わたしたち日本人は本当に自分たちの国に興味がないのかもしれない。
2014年に行った最新の国民調査によると、「個人の力では政府の決定に影響を与えられない」と思っている若者の数は60%以上、「将来、国の担い手として積極的に政策参加したい」と答えた若者の割合は、約35%と半分にも満たなかった。
ちなみに、アメリカは約60%、イギリスは約53%。
日本はダントツに低いことが分かる。
だが、かといって、日本人が自国に満足しているかというとそうではない。
「自国の社会に満足している」と答えた日本の若者の数はたった2.8%である。
どうやら私たちは、自国には不満を持ちながらも、自分一人の力では、「国を変えることができない」と思っているようである。
選挙権年齢が18歳以上へと引き下げられる今年。
しかしながら、そもそも日本の社会全体が政治への興味をなくしている中で、若者に政治参加を強いてもいいのだろうか。
テレビをつけても、ネットを開いても、芸能人のスキャンダルばかりを「大々的に」、「面白く」、「そして詳細に」取り上げている現代社会。
その裏側で、日本では、世界では、一体どんなことが起きているのか。
他国の人と同等に語ることができる気がしない人も多いだろう。
さて、そのような状況の中で、果たして私たちは全うな判断ができるのだろうか?
しかしながら、そもそも日本の社会全体が政治への興味をなくしている中で、若者に政治参加を強いてもいいのだろうか。
テレビをつけても、ネットを開いても、芸能人のスキャンダルばかりを「大々的に」、「面白く」、「そして詳細に」取り上げている現代社会。
その裏側で、日本では、世界では、一体どんなことが起きているのか。
他国の人と同等に語ることができる気がしない人も多いだろう。
さて、そのような状況の中で、果たして私たちは全うな判断ができるのだろうか?
ーBe inspired!
転載元: しあわせの青い鳥