riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">憲法わかっていないアンタたちは「憲法に指一本触れてはいけない」</span>

2016-05-09

アンタたちは「憲法に指一本触れてはいけない」

安倍ちんが、ゴールデンウィーク中に海外旅行に出かけたため

5/3の改憲派の集会に出られなくなった…というので、

そこで安倍ちんの「ビデオメッセージ」なるもんを流したそうですけども、そのなかで安倍ちんは、こんなことを言うとったんです↓
憲法に指一本触れてはならない、議論すらしてはいけない、といった思考停止の姿勢に陥ってはいけない」

ぼくは(ぼくを含めて)「護憲派」と呼ばれる人が、「何の前提もなしに」憲法に指一本触れてはならない…と考えてるとは思いません

(だって、今の憲法よりよくなる方向での改定なら、それは望むところ…だからです)

…と言いつつ、ぼくは、「憲法に指一本触れてはならない、議論すらしてはいけない」という考え方もしておりまして

(…ってどっちやねん!)

そのワケを資料に基づいてここから簡単に説明したいと思います


資料その1…
畑浩治委員(生活の党)「…総理、憲法というのはどういう性格のものだとお考えでしょうか。」
安倍晋三内閣総理大臣憲法について、考え方の一つとして、いわば国家権力を縛るものだという考え方はありますが、しかし、それはかつて王権が絶対権力を持っていた時代の主流的な考え方であって、今まさに憲法というのは、日本という国の形、そして理想と未来を語るものではないか、このように思います。」
(2014年2月3日 衆議院予算委員会での安倍晋三の答弁)

憲法が国家権力を縛るものだ(=立憲主義)…というのは、「憲法についての考え方の一つ」…ではなく、
憲法のあり方そのもの」でありまして、それは現在でもそのまんま(=「主流的な考え方」)…です

憲法史を勝手につくってしまう詐欺師のような安倍ちん…)



資料その2…
国民が権利は天から付与される、義務は果たさなくていいと思ってしまうような天賦人権論をとるのは止めよう、というのが私たちの基本的考え方です。国があなたに何をしてくれるか、ではなくて国を維持するには自分に何ができるか、を皆が考えるような前文にしました!(片山さつきのtweet)
「天賦人権論」とは、人類が「基本的人権」を認知することになった超有名な説(考え方)で、これもまた、現在の人権意識の土台となるものでありまして、それを「止めよう」というのは、「基本的人権なんか認めるのを止めよう」と言うてるのとおんなじ…です

(そやかて、「人権」とは「人が生まれながらに持っている権利」であり
 何らかの「義務」の履行と引き換えに与えられるものではない…からです)


…ということで、自民党の片山大先生は天賦人権論を否定して、
「人権とは義務と引き換えに与えられるものだ」という新説を唱えてはるようですが、21世紀に天賦人権論を否定する政治集団(=自民党)がある…というのは誠に珍しい…というか、恥ずかし過ぎる現象ではないかと思います…



資料その3…

「そもそも国民に主権があることがおかしい」「今の憲法憲法の資格さえない、主権は国民にはない日本が長年培った伝統と歴史に主権がある」

自民党の西田大先生は「国民に主権があることがおかしい」と、おかしなことを言うてはります

(それは「おかしい」という方が「おかしい」んですよ、西田さん…)

ちなみに、西田大先生の言う「主権は国民にはない日本」とは大日本帝国時代の日本のことでありまして・・
西田大先生は、現在の「国民主権・民主主義の日本」よりも、「天皇主権の大日本帝国」が「よりよいもの」と考えてはるようです

(それにしても、「国民」に主権を認めない一方で「伝統と歴史」に主権がある…というのは、 なんちゅうふざけた話やねん!)


ところで、西田大先生が「今の憲法憲法の資格さえない」とおっしゃるのであれば、
憲法下の規定によって国会議員に選出されてるアナタは一体何者なの?…という素朴な疑問が生じるんですが、
西田さんもまた「国会議員の資格さえない」ということでよろしいですね…?



資料その4


礒崎陽輔自民党憲法改正推進本部副本部長のtweet)
この「呆れた発言」については、

立憲主義」も知らないで「憲法改正推進本部副本部長」やってるのは、悪い冗談ですか?…としか言えません

(こんなヤツをこの地位に就けてる自民党そのものが、市民にとって「悪い冗談」と言えなくもないけどね…)



資料その5
憲法には自由や権利の規定は多いが、義務や責任に対する規定が甘い」(衆院憲法調査会での自民党高市早苗の発言)
そもそも憲法というのは「権利(と自由)の章典」でありまして、

市民の様々な義務や責任は法律以下で定められるところです

そういう「超基本的知識」がないままに「衆院憲法調査会」で発言される…というのは、高市大先生の国会議員の責任に対する認識が甘い」…と言わせて頂きましょう



資料その6


自民党憲法改正草案 Q&Aより)

やっぱり、自民党として「天賦人権説」を全面的に見直す…と言うのね

それは、「基本的人権を見直す」と言うてんのといっしょなんやけどなぁ…って、なんべん言うたらわかんねん!)


…ということで、頭がクラクラするような…と言うたらええのか

目の前が真っ暗になるような…と言うたらええのか、どない表現しても足りないくらいに呆れた話を

正々堂々と開陳してる「安倍ちんたち自民党には」、ぼくは「憲法に指一本触れさせてはならない」…と、

強く思っておりまして、そういう意味では、

安倍ちんたちに「憲法改定(別名:壊憲)の議論さえさせたくない」…とも思っているところです


でも、それはぼくの「わがまま」なのではなくて、

安倍ちんたちがあまりにも憲法というものをわかってないから…でして

憲法をわかってない人たちに、どうして、憲法をいじらせることができようか…

憲法をわかってない人たちに、どうして、憲法の話をさせられようか
…と、ぼくは改めて強く思うのでありました


転載元: mimiの日々是好日