riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">谷桃子バレエ団オセロー</span>




これは稽古着なので残念ですが本番は美しいです。
30分であのオセローを演じました。

バレエ番組は付けているだけでも音楽が心地よいのですがこれは目が離せませんでした。
作品名:「オセロー」
原作 ウィリアム・シェイクスピア 「オセロー」
音楽 アルフレッド・シュニトケ 「コンチェルト・グロッソ第1番」

スタッフ
芸術監督   齊藤 拓
振付・演出  日原永美子
台本・装置  河内連太
照明     足立 恒
衣裳     宮本尚子
ミストレス  部尚子
バレエマスター  中武啓吾
企画     赤城 圭

出演
オセロー(ヴェニス公国の将軍) 齊藤 拓
デズデモーナ(オセローの妻) 永橋あゆみ
イアーゴー(オセローの旗手) 三木雄馬
エミリア(イアーゴーの妻) 佐々木和葉
キャシオー(オセローの副官) 檜山和久
コロス(男性)・・・山科諒馬、酒井大、吉田邑那、安村圭太、横岡諒
コロス(女性)・・・植田綾乃、永井裕美、山口緋奈子、中野裟弓、馳麻弥

イアーゴー(オセローの旗手) の三木雄馬の目が色悪ぽくっていいですね。
玉三郎のデズデモーナ、観たかったです。

歌劇「オテロ」を作曲中のヴェルディは登場人物のイヤーゴに魅了され、歌劇のタイトルを「イヤーゴ」に変えようかと真剣に思い悩んだそうです。 ヴェルディが作曲をしながらイヤーゴという人物にゾクゾクしていたらしいことがこの曲を聴くとよく実感できます。特に第2幕の「クレド(イヤーゴの信条)」から「カッシオの夢」・そしてオテロとの二重唱に至るまではイヤーゴのギラギラした悪魔的な魅力に満ちています。「クレド」は こんなに無神論的で・虚無的な歌詞がと驚くほどで音楽も実に刺激的です。オテロを一気に追い詰めていく迫力でも歌劇はシェークスピアの原作をはるかに凌駕していると思います。ここでのオテロはイヤーゴの仕掛けに波の上の木の葉のようにただ翻弄されるばかりです。(注:「オテロ」はオセロのイタリア語表記です。)
吉之助がシェークスピアの戯曲「オセロ」の舞台を初めて見たのは昭和52年4月新橋演舞場でのこと(二代目松緑のオセロ・初代辰之助のイヤーゴ・玉三郎のデズデモーナ)でしたが、こ の舞台は辰之助の演技がシャープで見事であったこともあって・圧倒的にイヤーゴの印象が強いものでした。この時もこの芝居の本当の主役はイヤーゴじゃないかと感じましたが、それにしても最終場面でイヤーゴの存在感がまったく消し飛んでしまうのが・これは戯曲の弱点じゃないかと・これがずっと吉之助のなかで引っ掛かっていたことでした。ヴェルディの歌劇の方でもこれは同じで・第4幕でイヤーゴはまるで精彩がなくなってしまいます。
しかし、今では戯曲でも歌劇でも・やはり最終的にオセロが主役であって・イヤーゴではあり得ないと思っています。http://www5b.biglobe.ne.jp/~kabusk/kichinosuke2.htm



だいぶ昔の話だが、この「デズデモーナ」について、坂東玉三郎の解釈が目を惹いた。玉三郎は、このデズデモーナを、「ただ清純なだけの女性というのとは、少し違うのではないか」というような示唆をした。

”ただ清純で貞淑な女なら、殺されるほど夫に疑われるだろうか?”というなげかけで、これは目から鱗だった。
http://blog.goo.ne.jp/raku-bes/e/b66925a022c229f1b3c8bfed33727588