<span itemprop="headline">濁世に生きる学院倶楽部からのメール</span>
憲法はゆりかごだ、と。
戦後イギリスの福祉国家政策は(べヴァリッジらが構想したものだが)「ゆりかごから墓場まで」と言われた。
このことはバブル期までの中学受験経験者なら小学生でも知っていた言葉である。
なんと、日本の戦後史はその「ゆりかご」に入ったままで「墓場まで」行ってしまいそうなこの1カ月を迎えているのである。
日本に民主主義はない。マッカーサーは日本人は12歳だと言った。かつては、とんでもない言いがかりだと思っていたが、最近は著しく同意する。
現行の日本国憲法は、なぶってはいけない。触ってはいけない。
未熟な今の日本人がいじったら、すぐに壊れてしまう。40年前の人でさえ無理なのだから、21世紀の今の我々が手をつけたら、あとかたもなく消えてしまうだろう(→2012自民改憲草案は、1946日本国憲法を一体のものとして全く継承していない)。
山岸さんの指摘するように、
「ゆりかご」は壊してはいけない。 しかし、「ゆりかご」に安住してきた私たちの姿勢は、一度壊す必要がある。
壊すべきは今までの私たちの姿勢である。安住した姿勢である。
今こそ立ち上がり、動けることはすべて動くことである。
お釈迦様も80歳まで45年間、ずっと動いて法を説いたではないか。
日本民主主義の最先端、沖縄の人たちは本土のウチナンチュによい手本を示したではないか。
2014年11月の沖縄知事選挙で故・菅原文太は政治の役割について指摘したではないか、政治の役割は二つある、国民を飢えさせないこと、そして戦争をしないこと、だと。
そして沖縄の人たちはその方向で結果をずっと出し続けているではないか。
日刊ゲンダイを見ていて、山口選挙区の纐纈厚先生がその二の舞にならないか、とても心配だ。
報道はえてして、誘導になるから気をつけねばならぬ。
「僕はそう言うんですよ。いつの時からか騒ぎになった、と私は。騒がれたら中国が騒ぐとならざるを得ない。韓国は騒ぎますよ。だから静かにやろうや、というんで憲法もある日気がついたらドイツのさっき話しましたけれども、ワイマール憲法といういつの間にか変わってて、ナチス憲法に変わってたんですよ。
誰も気が付かないで変わったんだ。あの手口学んだらどうかね。もうちょっと、ワーワーワーワー騒がねえで、本当にみんないい憲法これがいって、それをみんな納得してあの憲法は変わってるからね。
だから、是非そういった意味で僕は民主主義を否定するつもりも全くありませんし、しかし私どもはこういったほら重ねて言いますが喧騒の中決めないでほしい。それだけは是非お願いしたいと思います。」
誰も気が付かないで変わったんだ。あの手口学んだらどうかね。もうちょっと、ワーワーワーワー騒がねえで、本当にみんないい憲法これがいって、それをみんな納得してあの憲法は変わってるからね。
だから、是非そういった意味で僕は民主主義を否定するつもりも全くありませんし、しかし私どもはこういったほら重ねて言いますが喧騒の中決めないでほしい。それだけは是非お願いしたいと思います。」
2012年も2013年も2014年も、選挙になればいつもアベノミクス。
そして終われば、特定秘密に、集団的自衛権に安保法制、そして刑訴法改悪。
民進党こそ、統一名簿を推進しなければ2013年どころではない惨敗になります。
そうして残るのはリベラルではない内通者ばかり。
どこがいい、あそこはこうしろ、といろいろ言いたいところですが、やめときましょ。
ちなみに、統一名簿は「市民連合」でいいではないかという意見があちこちで出始めています。
こうした社会や経済や政治のことが多少なりとも見えていなけりゃ、
信仰などというもっと見えないものは見えてくるわけないと思いますけどね。
世俗の悪に騙されているようでは、真の信仰、真の御光、本願ではないもの、それに騙されてしまうのではないかと思うのが普通の神経だろうと思います。
山岸飛鳥さんの「反戦な家づくり」