riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">ETV特集「武器ではなく 命の水を~医師・中村哲とアフガニスタン~」</span>


アメリカ同時多発テロから15年。今も戦乱の続くアフガニスタンで干ばつと闘う日本人がいる。医師・中村哲(69)。「武器や戦車では解決しない。農業復活こそがアフガン復興の礎だ」。中村は白衣を脱ぎ、用水路の建設に乗り出した。15年たったいま、干ばつの大地には緑がよみがえり、人々の平穏な営みが再び始まろうとしている。戦乱の地アフガニスタンに必要な支援とは何か。15年にわたる中村の不屈の歩みを通して考える。

【番組の見どころは?】
長い戦乱状態にあるアフガニスタンで、戦火以上に人々を苦しめているのが「干ばつ」です。いまでも国民の3分の1の760万人が食料不足に苦しんでいると言われています。医師・中村哲さんは用水路を建設し、乾いた大地を農地に復活させようと奮闘しています。数々の苦難を乗り越え用水路に水が流れ始めると、奇跡のような光景が現れます。乾いた大地が広大な農地へと蘇り、人々の穏やかな暮らしが戻り始めます。武器や鉄砲でな無く水が取り戻した平和を見ていただければと思います。

【この番組を企画したきっかけは?】
私が初めて中村哲医師の取材をしたのが1998年、以来18年間、断続的に現地取材を続けてきました。干ばつの酷さ、用水路建設の困難、甦る緑の大地などを記録し続けてきました。911から15年目の今年、悲劇の記録ではなく希望の映像記録を残したいと思い企画をしました。

【心に残ったもの、あるいは心に残るものは?】
用水路建設は中村医師一人の力で行ったものではなく、アフガン農民の力がなければ出来ませんでした。彼らは用水路の建設を自分たちの村を再生させる活動だと信じ、雨の日も酷暑の日も中村医師と共に水路を掘り続けました。その姿には同じ人間として共感、尊敬できるものでした。巷間言われる怖いアフガン人のイメージは微塵もありません。

【見てくださる方に一言】
泥沼化するアフガン問題に対処するために国際社会は軍隊の派遣や様々な支援を行ってきました。しかし、アフガン和平はいまだ実現していません。そんな中、中村医師の用水路の水が小さな地域ですが、穏やか暮らしを取り戻しました。戦乱と干ばつの地に真の平和をもたらす物は何なのか、静かに問いかける15年の記録をご覧ください。

日本電波ニュース社 プロデューサー&カメラマン 谷津賢二)

中村さんの言葉
100人の医師より一つの水路

乾ききった大地に水路を作り柳を植え、緑の麦が風にそよく風景の出現は感動します。

ドクターが専門外の水路を作り住民が働く

蛇籠という日本で昔から行われていた方法も、石と金網があれば住民がは補修出来ると採用。

戦車や武器では解決しない

誰も敵にしない。

最後の中村さんの言葉にも心に響きます。

米軍は殺すために空を飛ぶ。

我々は生きるために地面を掘る。

米軍はいかめしい重装備で、我々はほこりだらけのシャツ一枚で。

彼らにわからぬ幸せや喜びが地上にはある。

乾いた大地に水を得て狂喜するものを我々は知っている。

水辺で遊ぶ子供たちの笑顔にはちきれるような命の躍動を読み取れるのは我々の特権である。

そしてこれ矢が平和の基礎である。

中村さんはアフガニスタンに用水路建設の専門家を育てる職業訓練校を作ることにして教科書も作っている。

16日24時から再放送あります