riboni5235’s diary

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<span itemprop="headline">「平和憲法守れ」訴え続く 安保法1年、廃止求めデモ</span>

集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法の成立から一年となった十九日、国会前で安保法廃止を求めるデモがあり、二万三千人(主催者発表)が集まる中、市民団体メンバーや野党幹部が次々スピーチし、参加者たちは「戦争する国、絶対反対」などと抗議の声を上げた。東海地方でも、雨が降る街頭で声が上がった。
 名古屋・栄の白川公園には約二千人(主催者発表)が集まった。主催団体は、安保法成立時から毎月十九日に集会を開催。節目のこの日は、主催団体の共同代表の中谷雄二弁護士が「声を上げてきたが、政権は無視を続けている」とこの一年を振り返り、「戦争の危険が目前に迫っていることをこれからも訴える」と強調した。
 参加者らは引き続き、「戦争法廃止」などと声を上げながら、繁華街を一キロ超にわたってデモ行進した。
 同じ名古屋・栄では、愛知県内の母親らでつくる「全国ネットママの会@愛知」の十五人も街頭に。法成立時は大きかったデモへの共感が時がたつにつれて薄らいできたと感じており、若い母親を中心に再び関心を集めようと「マジ日本ヤバくない?」など、くだけた表現を使ったチラシを通行人に配りながら「改憲が間近になってきてしまいました」と危機感も伝えた。
 「平和憲法を守れ」「戦争法廃止」のステッカーを掲げ、五十人がアピールしたのは三重県松阪市のJR松阪駅前。同市宮町の主婦竹田房子さん(69)は「一年前の強行採決は認められない。三人の孫のためにも絶対に安保法はなくさないと」と話した。
 岐阜県多治見市のJR多治見駅前広場も市民ら約七十人が集まった。集会の主催団体代表の福田静夫さん(84)は「自衛隊予算は増えているのに福祉予算は削られている。命を軽んじ、戦争に巻き込まれることがあってはならない」と主張。集会の後、参加者らは近くの市役所駅北庁舎前の歩道に並び、「戦争あかん!!」「アベ政治を許さない」と訴えたプラカードを掲げた。

集団的自衛権の行使容認を柱とした安全保障関連法の成立から一年の節目となった十九日、法案廃止などを訴える集会やデモ行進が県内各地で繰り広げられた。
 松本市のJR松本駅周辺では、市民ら約二百五十人が「命を守ろう、子どもを守ろう」などとシュプレヒコールを上げながら約二キロの道のりを練り歩いた。市民団体「戦争をさせない1000人委員会・まつもと」などが主催。デモ出発前の集会で、同会発起人の西村忠彦さん(86)が「大きな犠牲を払って手にした立憲主義日本国憲法をないがしろにした強行採決で制定された安保法制を断じて許すことはできない」と呼び掛けた。
 飯田市では「戦争をさせない千人委員会・飯田下伊那」などが呼び掛け、約百五十人が市街地を歩きながら声を上げた。「憲法九条を守り広めるあちの会」の原佐代子さん(69)=阿智村智里=は「平和の危機が訪れている。絶対に防がなければいけない」と語った。

飯田市でも安保関連法制廃止を力強く訴える参加者たち
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 岡谷市では、市内の九条の会など八団体でつくるグループ「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める岡谷市民連合」がアピール集会を開き、会場の公園に共産党参院議員や野党各党の支持者ら約六十人が集まった。世話人の伊藤政美さん(76)は「安倍政権はものすごい暴走を始めた。戦争法の危険と、憲法九条を変えようとする狙いを、市民に広く伝えていく運動をしていかなければならない」と呼び掛けた。
 阿智村では「戦争やめまい☆阿智の会」の会員ら約二十人が春日交差点付近に立ち、「戦争法廃止」などと書かれた自作のプラカードを掲げて通行車両に訴えた。事務局の市川勝彦さん(63)は「満蒙(まんもう)開拓で苦しんだ下伊那から再び戦争に行かせることは避けないと。廃止まで続ける」と話した。
 (水田百合子、牧野良実、中沢稔之、服部桃)