riboni5235’s diary

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<span itemprop="headline">サリドマイド事件50年「薬禍の歳月」</span>

サリドマイド事件50年「薬禍の歳月」文化庁芸術祭テレビ・ドキュメンタリー部門大賞

この番組前にも観ましたが又鑑賞。

ありとあらゆる不幸を引き起こした薬禍、今でも他人事ではありません。
アンプル入り風邪薬、薬害エイズ
子宮頸がんワクチン等のワクチン禍。


日本の薬害事件の嚆矢(こうし)とされる「サリドマイド事件」。安全と宣伝された薬を飲んだ母親から、重い奇形を背負った子どもが次々と生まれた。その責任を国と企業に問うた裁判は、因果関係を巡って10年ものあいだ争った末、和解に終わった。それから40年。裁判を闘った親達の多くはこの世を去り、当時、子どもだった被害者の平均年齢は50歳を超えた。事件は何をもたらしたのか、そして、被害者は、薬害を背負った人生をどう生きたのか。今、被害者みずからの手によって、その問い直しが始まろうとしている。去年6月、サリドマイド被害者を対象にした国による実態調査の結果が公表された。最新の医療機器を使った検診や、聞き取り調査などによって浮かび上がったのは、これまで知られてこなかった多様な障害の数々だった。外形的な奇形に留まらない内臓や骨、血管などの奇形、障害を補うための無理な体の使用による二次障害。40年前には想像だにしなかった被害の発生が裏付けられたのである。
番組は、最新の調査報告で裏付けられたサリドマイド被害の実態を報告。事件に再び向き合い始めた被害者らの姿を見つめながら、半世紀を経ていまなお続く「薬禍の歳月」を描く。

語り:渡邊佐和子アナウンサー
(内容89分)

今50台になった被害者に新たな障害が起きています。

フランシス・ケルシー: Frances Kathleen Oldham KelseyPh.D., M.D., 1914年7月24日 - 2015年8月7日)は、アメリカ合衆国内におけるサリドマイド薬害を最小限に食い止めたことで知られるアメリカ人薬理学者、医師である。彼女はアメリカ食品医薬品局 (FDA) の審査官(reviewer)として担当した、睡眠薬サリドマイドの米国内における市販認可を、その安全性についての疑念に基づき、様々な圧力に屈することなく、約1年間に渡り拒絶した。彼女の当初の懸念は、約1年後にサリドマイドが深刻な催奇性を有することが判明したため、正当であることが立証された。ケルシーの功績は、製薬業界に対するFDAの監督強化を行う法律の成立に影響を与えている。



FDAにおいて彼女に最初に割り当てられた業務の1つが、Richardson Merrell社から申請のあった、精神安定剤、および、特に妊婦のつわり(morning sickness)への適用を指示した鎮痛剤であるサリドマイド(商品名 ケバドン(Kevadon))の審査であった。これは既にヨーロッパとアフリカの20カ国で認可されていたにもかかわらず[6]、彼女は、この薬物の認可を保留し、さらなる治験を要求した。
サリドマイド製造業者からの圧力にもかかわらず、ケルシーは神経系への副作用を記述したイギリスにおける研究について説明する追加情報を要求し続けた[2]
医薬品は認可の前に完全な治験を受ける必要があるというケルシーの主張は、ヨーロッパにおける奇形のある子供の出産が、母親が妊娠中に服用したサリドマイドと関係付けられるに及んで、劇的な形でその正当性が立証されることになった[7]。研究者たちはサリドマイド胎盤血液関門を通過して、胎児に深刻な奇形を引き起こすことを突き止めた[5]