riboni5235’s diary

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<span itemprop="headline">安倍・トランプ会談、米メディアは“冷ややか”</span>

安倍・トランプ会談、米メディアは“冷ややか”

 



異例ずくしの安倍・トランプ会談を、アメリカ側はどう見たのでしょうか。ニューヨークのトランプタワー前から報告です。

 ウォールストリートジャーナルは一面で、ドイツを訪問したオバマ大統領とメルケル首相の写真、それからトランプ次期大統領と安倍総理の写真を並べて掲載し、政権の移行が進んでいることを印象付けています。
 ただ、アメリカのメディアの関心は、トランプ次期政権の人事が中心で、会談内容について扱いはあまり大きくありません。多くのメディアが「安倍総理がトランプ氏を信頼できる指導者と呼んだ」と事実関係を淡々と伝える中、ワシントンポストは、会談の位置づけについて「トランプ氏が自らの外交政策をめぐって不安になっている世界の指導者を安心させようとした」と報じています。

 安倍総理は、なぜトランプ氏を「信頼できる指導者」と確信できたのか、その理由を明らかにしていません。トランプ氏については、選挙戦の際の様々な発言が物議をかもしてきただけに、アメリカのメディアは、安倍総理の発言を額面通り受け取ってよいのか、会談の成果について評価については慎重な見方を崩していません。(18日23:44)







つっこみどころ満載の安倍・トランプ会談
2016年11月19日  天木 直人


 テレビも新聞も大騒ぎして報じている安倍・トランプ会談だが、その評価はまるで不明だ。
...
 それもそのはずだ。
 なにしろ会談の中身が一切知らされていない。
 知らされていないものを、どうして正しく評価できるというのか。
 だから、この会談についてまことしやかに語ったり、成功だと強弁している連中は、すべて、ウソか、安倍首相を応援したい希望的願望を語っているか、どちらかだ。
 安倍・トランプ会談の評価はすべてこれからなのである。
 しかし、報じられている事を注意して眺めると、今回の安倍・トランプ会談ほど突っ込みどころ満載の会談はない。
 たとえば、今度の会談は安倍首相側は安倍首相一人であったのに、トランプ側は家族や側近が立ち会ったという事実だ。
 前代未聞の不平等会談である。
 たとえば、会談内容の完全な非公開である。
 しかもそれはトランプ側が強く求めた結果であるという。
 なぜか。
 それはトランプ氏が政策について何も語る気がなかったからだ。
 当然だろう。
 トランプ側には政権を担う人選も不透明であり、ましてや新政権の政策など存在しない。
 それどころか、今ここで少しでも政策的な事を伝えれば、それが反トランプを激怒させ、大統領として出発できないおそれが出てくる。
 つまりトランプ側は、はじめから、自らの宣伝のためだに安倍首相と会ったのだ。
 世界に先駆けて日本首相が会いに来た、そして信頼できる指導者と認めてくれた、素晴らしい会談が出来た、それだけを宣伝したかった、のだ。
 まんまと安倍首相はそれに加担してしまったということだ。
 最後にもうひとつだけ書いておきたい。
 安倍首相がトランプ氏と会談していたちょうどその時、オバマ大統領はベルリンでNATO主要国との首脳会談をしていたという。
 オランドやメルケルと一緒に、対ロ接近の動きを見せるトランプ氏を牽制していたという。
 オバマ大統領は共同記者会見で次のようにトランプ氏を牽制したという。
 「真面目に取り組まなければ、問題があらわになり、長くは大統領にとどまれないだろう」と。
 間違いなく欧米首脳は、トランプ氏との会談に前のめりになっている安倍首相について批判的に語っていた違いない。
 おそらく西側主要国首脳がトランプ氏の大統領就任前に会談をすることはないだろう。
 プーチン習近平でさえトランプ氏と会談することを急がないだろう。
 そしてトランプ氏が大統領になり、次々と世界の主要国との公式な首脳会談が始まる時、安倍首相はあとまわしにされかねない。

 突っ込みどころ満載の今回の安倍・トランプ会談である(了)
 


転載元: しあわせの青い鳥