riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">マドンナの素晴らしいメッセージ</span>

ボウイとプリンスが亡くなった年の締めくくりに相応しい素晴らしいスピーチだと思う。2016年、女性アーティストとして史上最高の興行収入記録を更新したとは知らなんだ。ツアーの総収入は13億1,000万ドル(約1364億円)だってさ。以下抜粋。
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「あからさまな性差別と女性嫌悪、そして絶えず続くいじめや容赦ない暴言に耐えて34年に渡ってキャリアを持続できた私の能力を評価していただき、ありがとうございます」

「1979年のニューヨークはとても恐ろしい場所でした。住み始めて1年目に私は銃で脅され、屋上でナイフを喉に突きつけられながらレイプされ、アパートにはあまりに何度も侵入されて物を盗まれるので鍵をかけるのをやめました。至る所で人々がエイズで亡くなっていました。ゲイであることは安全ではなく、ゲイ・コミュニティに関与することはクールではありませんでした。その後の数年間で私はほとんどの友人をエイズかドラッグか銃に奪われました」

「デビー・ハリー、クリッシー・ハインド、そしてアレサ・フランクリンからも勿論刺激を受けましたが、私の本当のミューズはデヴィッド・ボウイでした。彼は男性と女性の精神を体現していて、そこがとても私の性に合っていました。ルールなんてない、と私は彼のおかげで考えるようになりました。でも私は間違っていました。ルールがないのは男子だけ。女子にはルールがあったのです」

「女子はゲームに参加しなければなりません。きれいでいること、可愛くいること、セクシーでいることは許されます。でもあまり賢く振舞ってはいけません。体制から外れた意見を持ってはいけません。ふしだらな格好をして男性から物として見られるのは許されますが、ふしだらな自分に自信を持ってはいけません。そして決して、決して自分の性的な妄想を世界に発信してはいけません。男性のこうあるべきだと思うような女性になりましょう。そしてもっと大事なのは、男性と一緒にいても他の女性に危機感を与えないような女性になりましょう。そして最後に、歳をとってはいけません。年齢を重ねることは罪です。あなたは批判され、けなされ、間違いなくラジオで曲をかけてもらえなくなるでしょう」

「私について書かれた記事の全てが私の欠陥を痛烈に指摘していました。私は娼婦や魔女と呼ばれました。ある見出しは私をサタンと比較しました。私はその時、“ちょっと待ってよ、プリンスだって網タイツとハイヒールを履いて口紅をしてケツを出してるじゃない”と思いました。その通りです。でも彼は男性でした。その時初めて、女性は男性と同じような自由が許されていないということを真に理解したのです」

「世間から辛辣な言葉を浴びせられていた頃、サポートしてくれる女性の仲間がいればいいのにと願ったこともありました。だけど、著名なフェミニスト作家のカミール・パーリアが、私が自分を性的な対象として表現することによって女性全体の立場を後退させているとコメントしたのです。それで私は“ああ、じゃあフェミニストにはセクシュアリティがないのね。否定するんだ”と思いました。そして、“もういいや。私は違う種類のフェミニスト。悪いフェミニストなんだ”と思ったのです」

「ここにいる全ての女性へ私が言いたいことはこれです。女性はあまりにも長い間抑圧されてきたので、男性が自分たちについて発言することを信じているのです。仕事を成し遂げるには男性を支えなければならないと信じています。そして支えるに値する素晴らしい男性だって中にはいるでしょう。でもそれは彼らが男性だからではありません。尊敬すべき人だからです。女性として私たちは自分とお互いの価値を正当に評価し始めなければなりません。友情を育めて、同じ立場で考えられて、教えられて、協力し合えて、刺激を受けて、支持できて、そして啓発されるような強い女性を探し求めてください」
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マドンナが<ビルボードウーマン・オブ・ザ・イヤー>を受賞、女性であることについてユーモアと見識あるスピーチを披露


転載元: 情報収集中&放電中