riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

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未来を花束にして

劇場公開日 2017年1月27日
2017年1月16日更新

世界を変えたのは、私たちと変わらない平凡な女性たちだった 
母、妻、娘、そしてひとりの人間である《すべての女性》に贈る希望の実話


アカデミー賞とゆかりある実力派女優たちが、未来へ希望をつないだ感動の秘話に挑んだ
1912年のイギリスを舞台に、女性の参政権を求めて声を上げた人々の姿を描く感動作「未来を花束にして」が、1月27日から全国公開。キャリー・マリガンヘレナ・ボナム・カーターメリル・ストリープら実力派俳優が集結した本作を、なぜあなたに届けたいのか。その3つの理由をお伝えする。

【なぜ、あなたに届けたいのか?~共感】
“かつての彼女たち”がいたからこそ“今のあなた”がある──
未来を担う子どもたちの幸せを願って声を上げる姿に、誰しもの胸が熱くなる!


洗濯工場で働くモード(マリガン)は、愛する夫、息子とごく普通に暮らしていたが……
「すべての娘たちはこの歴史を知るべきであり、すべての息子たちはこの歴史を心に刻むべきである」。これは本作に出演した名女優メリル・ストリープの言葉だが、それほどまでに映画ファン、特に良作を求める人にすすめたいヒューマン・ドラマが、この「未来を花束にして」だ。その最も大きな理由は、見た者が抱く「共感」にある。

同僚に誘われ、女性活動家の演説を聞きにきたモードは、今の生活に疑問を持ちはじめる
本作の舞台は現在から100年以上も前の1912年だが、主人公は24歳のごく普通の女性。家族を愛し、目の前の仕事に熱心に取り組む、今を生きる私たちとなんら変わらない平凡な人物だ。そんな彼女が、あるきっかけで自らの置かれた境遇に疑問を持ち、「もっと人生に選択肢があってもいいのではないか?」と、1歩を踏み出す。その姿に、あなたも思わず共感してしまうだろう。

女性の権利を獲得しようと奮闘した人々の姿が、いま初めて映画として描かれる
政治に参加する権利や職業選択の自由など、男性だけが自由と権利をおう歌していた時代。本作では、女性の選挙権を要求する運動が活発になっていた1910年代のイギリス・ロンドンが描かれる。女性、そして未来を担う子どもたちのために声を上げた彼女たちは「サフラジェット」と呼ばれたが、その真の姿が、本作で初めて映画化。見逃すわけにはいかない。

本作を見れば、“当たり前”と思っていることへの“本当のありがたみ”に気づく
現在ではごく自然な当たり前になっていること、例えば、義務教育が終わっても、望めば高校や大学に進学できること、男女が同じ条件で職業に就けること、選挙の際に一票を投じることなどは、実は過去には当たり前ではなかった。本作を見れば、そうしたことが、勇気ある先人たちによって勝ち取られてきたことだと分かる。本作は、今、そして未来へとつながる、希望に満ちた私たちの物語なのだ。


【なぜ、あなたに届けたいのか?~熱演】 
キャリー・マリガンヘレナ・ボナム・カーターメリル・ストリープほか 
オスカーノミネート、受賞経験を持つ名女優たちが至高のドラマを織り成す


前列中央の4人のメインキャストのほか、監督、脚本家、プロデューサーなどのスタッフ陣が集結
キャリー・マリガンヘレナ・ボナム・カーターメリル・ストリープアンヌ=マリー・ダフ(「マグダレンの祈り」)ら名女優の出演に加え、ベン・ウィショーブレンダン・グリーソン(「ハリー・ポッター」シリーズ)といった実力派俳優共演による「熱演」もまた大きなポイント。テレビ・ドキュメンタリー出身で、サンダンス映画祭で「目が離せない10人の監督」に選ばれたサラ・ガブロンのメガホンと、「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」のアビ・モーガンの脚本のもと、見る者を引き込む至高のドラマを形づくっている。

17歳の肖像」(左)で注目を浴びたマリガンが、か細くも力強い母親を熱演
物語の語り部として、観客とともに世界を広げていくのが、「17歳の肖像」でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたキャリー・マリガン。幼いころから洗濯工場の過酷な労働に身を投じていた平凡な女性が、どうして希望のために声を上げたのか。繊細かつ情感たっぷりに演じるその姿に、共感せずにはいられない。

英国王のスピーチ」(左)で見せた気品に、強い信念が加わったカーターの演技
英国王のスピーチ」で助演女優賞、「鳩の翼」で主演女優賞と、2度のアカデミー賞ノミネートを誇るヘレナ・ボナム・カーターは、マリガン演じる主人公モードを導く運動グループの中心人物、イーディスに扮する。激しい内面を持つキャラクターながら、気遣いあふれる夫とのきずなにも胸が打たれる。

マーガレット・サッチャー」(左)のストリープが、本作でも実在の人物を演じている
サフラジェット運動の実在したカリスマ的リーダー、エメリン・パンクハースト役は、「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」を含む3度のオスカーに輝く名女優メリル・ストリープ。先のゴールデングローブ賞でも堂々たるスピーチで話題を集めたが、その圧倒的な存在感は本作でも披露されている。

「007」シリーズ(左)でも人気を集めたウィショーが扮した夫役からも目が離せない
女優陣だけではなく注目男優の出演も見逃せない。モードと夫のやりとりを通じて、当時の男性の視線も象徴的に織り込まれているが、その夫役として「007」シリーズのほか、「リリーのすべて」でも注目を集めたベン・ウィショーが出演している。息子への愛はモードと同じながらも、妻の行動には賛同できず辛く当たってしまう複雑な役柄に注目。


【なぜ、あなたに届けたいのか?~感動】 
思い出してほしい、あの名作で味わった感動を 
「未来を花束にして」は、あなたに再びその思いを感じさせてくれる


同じ洗濯工場で働くモードと夫の関係はどう変わっていくのか? 愛の行方も気になる
なぜ、映画ファンに届けたいのか。最後の理由は、本作がもたらす「感動」にある。これまでにも、女性を主人公に、自立や生きざまを描いた名作の数々が生まれてきたが、「未来を花束にして」でもまた、その思いを味わうことができる。

「サフラジェット」と称された、およそ100年前のイギリスで参政権を求めた女性たちの姿を、実話を基にキャリー・マリガン主演で描いたヒューマン・ドラマ。1912年のイギリス・ロンドン。洗濯工場で働く24歳のモード(マリガン)は、同僚の夫(ベン・ウィショー)と幼い息子の3人で暮らしていた。ある日、参政権運動家の友人に代わって公聴会で証言し、「今とは異なる生き方があるのでは?」という疑問を持つようになった彼女は、それがきっかけとなり、WSPU(女性社会政治同盟)のリーダー、エメリン・パンクハースト(メリル・ストリープ)の演説を聞いてデモにも参加するようになるが……。マリガンが、自身の生き方に目覚め、子どもたちの希望あふれる未来のために声を上げる主人公を熱演。現在、そして未来へとつながる物語に、見る者は胸を打たれるはずだ。

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