riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

『ヨーヨー・マと旅するシルクロード』と玉三郎

 
弦楽器の響きが好きでロストロポーヴィチのバッハの無伴奏チェロや
カザルスの鳥の歌、二胡 の楊興新(ヤンシンシン)  をよく聞いていたことがあります。        
 
 楊興新(ヤンシンシン)や ロストロポーヴィチのお連れ合いの事も。
 
ヨーヨーマは玉三郎と競演  しています。私が観ることができたのは同じ舞台でもとヨーヨーマとの競演ではなかったので残念ですが 。
 
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ヨーヨーマさんも丸くなりましたね。
↓は玉三郎草刈正雄の若い時のポスター、中日ビル地下街で見つけてびっくり!
ここは沖縄や地元の食品、野菜売っていて賑やかです。
 
この映画はヨーヨーマと彼が作った音楽集団「シルクロードアンサンブル」を追ったドキュメンタリー
 
朝一回のみ上映、もったいない
WOWOWで放送してくれなければ観るしかない。
 
様々な境遇、国籍の芸術家たちが登場します
中国人女性、ウ―・マンは琵琶奏者文化大革命でおわれたようです。
 
彼女がアメリカに呼んだのは中国の人形劇の影絵、色付きです。
これを映像でもいいから観たい
この人形作るには安い報酬しか出ないので作り手もいなくなる。
 
シリア出身キナン・アズメのクラリネット(寄付が減り寒さで亡くなるシリア難民、お気の毒でなりません。平和が大事、9条を世界に
 
 
スペイン出身バクパイプのクリスティーナ・パト、演奏にも惚れました。
 
名前は梅崎康二郎、日本人だけどお顔は西洋人?尺八奏者、作曲家
情報少ないのでご存じの方教えてください。どこかで観たような。
 
この映画、結構、内容が切なくどっぷり音楽に浸れるわけではない。
 
ヨーヨーマが戸外で一人、数少ない観客の前で演奏していたけどあれは?
 
彼はパリ生まれの中国系アメリカ人、
以下はヤフー映画レビューより
生まれ持った天才は、若くして世界に求められ、内省する時間がない。
…好きでもないことをただ才能があったからやらされた。周りからの重圧は、他に選択肢を与えない。そんなスポーツ選手や芸術家も少なくないだろう。それでも続ける理由、それを自分がやる意義が分からなくなったら、この映画を観て欲しい。
この映画にも多くの天才が登場する。ヨーヨー・マの手により、国境を越えて集まった彼らの政治的背景は実に多種多様だ。
異文化を一つの楽団にするということは、各文化の固有性を希薄にする。
しかし、伝統を守りつづけるだけで何も他の文化から学ばなければ、確実にその文化は衰退する。我が国の邦楽も例外ではない。(ちなみにこの映画には尺八奏者も出てくる。)

ではそもそも文化の存在意義とは?
音楽では他人の胃は膨れない、喉も潤せない。この世界の混乱、戦争もなくせない。人は死ぬ。
その葛藤を抱きつつも演奏をする彼らの勇姿とその音色は、自分のような素人が観て聴いても心の琴線に触れる何かがある。文化人気取りだろうか、構わない。

作中でのこんな言葉が一つの解の可能性を示す。
政治や戦争によって国は無くなる。
しかし言葉は残り続ける。それは文化だからだ。音楽もまた文化であり、形は変わってもいつまでも残り続ける。残すために文化同士が互いの良いところを学び合う。
伝統から離れてしまっても、気に止むことはない。人はその場を離れて、はじめて『帰る』ことができるのだから、と。
良い映画を観た。

余談ですが、チケットを買う際に前の方がこの映画が良いか窓口に聞いていた。ヨーヨー・マを知らない彼女が彼の中国名だけで興味をなくす様は、同じ日本人としてどこか残念でなりません。 引用終わり
ホント、彼の中国名だけで興味をなくす様は、同じ日本人としてどこか残念でなりません

見どころ:チェリストヨーヨー・マの音楽活動を通して、伝統音楽と現代音楽の関係に迫るドキュメンタリー。ヨーヨー・マによるバッハの「無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV.1007」などの演奏シーンや、シルクロード・アンサンブルとのセッションが収録され、インタビューでは本人のほか映画音楽などを手掛けるジョン・ウィリアムズや歌手のボビー・マクファーリンらも登場する。監督は、『バックコーラスの歌姫(ディーバ)ち』などのモーガン・ネヴィル。さまざまな地域の音楽が交じり合うサウンドに圧倒される。
あらすじ:世界的なチェリストであるヨーヨー・マ。本人のインタビューをはじめ幼少時の映像や、関係者の証言からその音楽性を探る。さらには、バッハやメシアンサン=サーンスなどの名曲の演奏から、ヨーヨー・マが設立したプロジェクトから生まれたシルクロード・アンサンブルなど世界中の音楽家とのセッションまで、彼のパフォーマンスとエネルギッシュな音楽活動にも迫る。