riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

玉三郎×鼓童=幽玄 ~17年の絆 能の世界へ~

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4ヵ月ぶりの生 玉様
 
発声教える玉三郎丈は米良さんの顔と似ている表情に!
 
ボンのクボ
 
よく名古屋公演してくださいました。
 
隣の隣の女性は静岡からの遠征でした。
 
足利義満に寵愛された世阿弥がのちには義教に弾圧され佐渡に流されたことも忘れてました。
 
鼓童が能をやるのは必然だった…
 
冒頭、18人が裃姿で太鼓、私は元々、琴や笛の音が大好きです。
 
力任せに太鼓を打つのではなく
 
「呼吸の仕方、声の出し方など人間であることを超えている印象があります」
 
 
 
 
羽衣は歌舞伎座でも観ましたが
 
道成寺では最後には大蛇が登場、
 
これが可愛いやら動きがさすが面白くて、目が釘ずけ
 
日本振袖始めも思い出します。
 
最後の獅子、5人で息が合います。
 
 
 
 
 
 玉三郎鼓童と出会って17年、2006年に鼓童創立25周年を記念してつくられた『アマテラス』に続く、玉三郎鼓童の共演第2作は『幽玄』と発表されました。「どんなものをつくりたいのか皆に聞いたら、日本のものをやりたい、と。一昨年からこの作品に向かってきました。日本様式のものは大変難しいのですが、鼓童の演奏を考え、日本の美しさをお客様に感じていただけるような、鼓童とも歌舞伎とも違う“幽玄”を題材にさせていただきました」。
 
能楽の「羽衣」「道成寺」「石橋」をもとに
 1幕は「羽衣」。玉三郎の天女と花柳壽輔の白龍に、ワキツレが登場して「船、波、風などを表現」。鼓童は20人以上の演奏となりますが、これまでの和太鼓のイメージとはまったく異なる、座ったきりの演奏にも挑戦します。さらに、「鼓童の皆は謡(うたい)を聴かせます。もう1年以上、稽古したでしょうか」とのことで、能でもない、歌舞伎でもない、そしてこれまでの和太鼓の演奏とも違う、新たなステージを予感させました。
2幕は「道成寺」と「石橋」。「能楽の世界からとりましたが、歌舞伎的な雰囲気を持ち込みたいと思い、花子が鐘の供養にやってきて鐘入りし、『神秘』で使った蛇舞が出てきます。清姫となった霊を鎮めるように鼓童の演奏があり、鎮まったところで獅子が出て皆で祝う、という筋立てです」。花柳流の若手舞踊家による群舞もあり、「石橋」では、花柳壽輔と弟子、鼓童の踊り手二人で、「『石橋』の若さを表現してもらって、私も獅子になって出させていただきたいと思います」と、玉三郎も獅子の舞を見せることを明かしました。
 
玉三郎の考える鼓童の魅力は「稽古をしっかりしていること」
 「作品をつくるときは決まりごとを壊すのではなく、自由に考えていかないと、お客様が楽しめるものはできません。どこまで自由にするか、線を引いていくのが稽古。楽しめて、入り口が広くて、でもよく見てみると、ちゃんと稽古されていて奥が深く、よく考えられているものをつくる。そうしたなかで、日本のものがやりたいというのは、制約されたところに入りたいのではないかと、私は解釈しました」。そうして玉三郎が考えたのが、「ある程度の形式にはまりやすい」能楽の世界でした。
 
 鼓童の演奏者、石塚充は「今回は、人間じゃないところに行くことを要求されているというか、お能は呼吸の仕方、声の出し方など人間であることを超えている印象があります。難易度も高く難しいですが、お客様にはシンプルに楽しんでいただけるようにしたいと思っております」。同じく中込健太は、「同じ太鼓でもこんなに表現が違うのかと、難しさを感じています。毎朝、謡、お囃子に触れ、まずそれを解読するのも大変でした。謡に合わせた鼓童の太鼓の音が、全然違って聞こえたのも驚きでした」と率直に語りました。
 
 謡曲に材をとり、能楽の様式をとり入れ、能楽の楽器、謡、舞に挑み、「鼓童のやっている楽器、演奏法に翻訳して」つくり上げる新作『幽玄』。玉三郎鼓童の17年目の挑戦が舞台に登場するのは5月です。
 
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坂東玉三郎×鼓童 特別公演『幽玄』
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演出・出演:坂東玉三郎
出演:太鼓芸能集団 鼓童 花柳壽輔 花柳流舞踊家
 
【東京公演】
日時:2017年5月16日(火)~20日(土)14:00開演
  ※16日(火)のみ18:30開演
料金:S席:13,000円 A席:10,000円 B席:6,000円 C席:3,000円(すべて税込)
チケット発売:2月4日(土)
お問い合わせ:チケットスペース 03-3234-9999
 
【新潟公演】
日時:2017年5月26日(金)~28日(日)14:00開演 ※26日(金)のみ18:30開演
料金:S席:13,000円 A席:10,000円 B席:6,000円 C席:3,000円(すべて税込)
チケット発売:2月10日(金)
坂東玉三郎×鼓童!「アマテラス」に続く待望の共演第2弾。
能楽を題材にしたスペクタクル。日本のシアターアートのその先へ――
佐渡を拠点に世界を縦横無尽に活躍する太鼓芸能集団 鼓童。2012年から2016年にかけては歌舞伎俳優で人間国宝坂東玉三郎を芸術監督に迎え、毎年1作のペースで新作を発表してきた。
玉三郎鼓童との出逢いは2000年のこと、舞台での共演を望む鼓童に対し玉三郎はまず鼓童単体の舞台「鼓童ワン・アース・ツアースペシャル(2003年)」の演出で応えた。そして両者の距離が近づいた2006年「アマテラス」で共演が実現。この作品は日本神話に題をとり、玉三郎演じるアマテラスと八百万の神々に扮した鼓童が繰り広げる音楽舞踊劇。当代随一の立女形と、日本を代表する和太鼓グループとの共演はたちまち一大センセーションを巻き起こし、翌年には早くも歌舞伎座で再演。そして2013年の再々演では東京・福岡・京都で計67回の全公演がソールドアウトするという伝説の舞台となった。
その「アマテラス」に次ぐ11年ぶりの待望の共演作が、いよいよ2017年5月、オーチャードホールで幕を開ける。15年以上にわたり玉三郎はその自由自在な発想と類い稀なる審美眼で、鼓童のクリエイションに大きな変革をもたらした。メインツアー「ワン・アース・ツアー」や、男性のみのエッジの効いた「打男」などを続けざまに演出、いずれも国内外で高い評価を得てきた。
そして今回のテーマは「幽玄」、まさに玉三郎の本領で、世阿弥が見た世界を「羽衣」、「道成寺」、「石橋」など能の代表演目を題材にして表現することに挑戦する。対する鼓童も600年の月日の中で創り上げられてきた能楽を専門家に学びつつ、世界最高峰の演奏技術と玉三郎の導きによって、これまでの作品群で拡げてきた表現を昇華させ、日本の美意識を鼓童ならではの形で表現しようとしている。玉三郎氏の舞踊が、魂を揺さぶる鼓童の太鼓の響きと、能楽にインスパイアされた妙なる音色と一体になって、奥深くも情感豊かなイマジネーションの新たな地平へといざなうことでしょう。
とはいえ客席の我々は、能に詳しくある必要はない。ただ心を開き「幽玄」の感覚を全身で味わいながら、長い時間をかけて育まれた日本文化が、遥か未来に連なってゆく至福の時間を楽しめばよいだけなのだ。