生命の詩人・尹東柱 ( ユン・ドンジュ )
まだ全部は読んでいませんが。
尹東柱生前最後の写真は彼にしては珍しく真ん中に収まっている。
1943年初夏のことだった。
宇治川での学友たちとの記念写真を発見
朝鮮からの留学生「平沼さん」が故郷に帰る事を決めため
送別の意味があったから真ん中に押し出された「平沼さん」
2人の女学生を含む9人の学生が写真におさまっていた。
同志社の女学生だった北島萬里子氏が持っていた写真
写真撮影ではいつも隅にいる尹東柱だった。
このような行為は既に公の場では許されることではなかった
同支社の学生たちの開かれた精神、時局の強い閉塞から逃れた
自由で開放的な時間と場であった
その日から逮捕されるまで1,2ヵ月
英文科の主任教授だった上野直蔵氏の自宅で
従兄弟の宋と行動を共にしている尹東柱は何を言われたか。
尹東柱を知ると言う詩人の上本氏は
「尹東柱はおよそ闘争的なところのない物静かな男だった。
反日的な思想などないように見えた…」と。
1943年3月朝鮮人に対しても兵役義務が課せられることになった。
崇実中学校は、1936年に当局が強要した神社参拝を拒否して閉校になった。
〈著者〉
多胡吉郎 (タゴ キチロウ)
作家。1956年東京生まれ。1980年、NHKに入局。ディレクター、プロデューサーとして多くの番組を手がける。1995年、日韓共同制作によるNHKスペシャル「空と風と星と詩―尹東柱・日本統治下の青春と死」を制作。2002年、ロンドン勤務を最後に独立、英国に留まり文筆の道に入る。2009年、日本に帰国。
【著書】『吾輩はロンドンである』(文藝春秋)、『リリー、モーツァルトを弾いて下さい』(河出書房新社)、『韓の国の家族』(淡交社)、『わたしの歌を、あなたに 柳兼子 絶唱の朝鮮』(河出書房新社)他がある。←
多胡吉郎 (タゴ キチロウ)
作家。1956年東京生まれ。1980年、NHKに入局。ディレクター、プロデューサーとして多くの番組を手がける。1995年、日韓共同制作によるNHKスペシャル「空と風と星と詩―尹東柱・日本統治下の青春と死」を制作。2002年、ロンドン勤務を最後に独立、英国に留まり文筆の道に入る。2009年、日本に帰国。
【著書】『吾輩はロンドンである』(文藝春秋)、『リリー、モーツァルトを弾いて下さい』(河出書房新社)、『韓の国の家族』(淡交社)、『わたしの歌を、あなたに 柳兼子 絶唱の朝鮮』(河出書房新社)他がある。←
柳宗悦の妻兼子のドキッメント映画観ました。
続柳兼子←
軍歌を歌わなかった兼子は戦争中禁断の花作りをして兵隊たちを喜ばせた。
花なんか作ってはいけない、野菜など作らなければならない時代でした。
花なんか作ってはいけない、野菜など作らなければならない時代でした。
「戦争中一番良いことしたのは花作り、人を喜ばせたから。」と兼子。
日本のバラの父鈴木省三氏も戦争中のバラ作りには苦労されました。
2003年頃、佐藤隆司企画・原案、渋谷昶子脚本・ 演出によるドキュメンタリー映画『兼子-Kaneko』 (全農映)を観ました。
先日、図書館で小池静子著「柳宗悦を支えて 声楽と民芸の母 柳兼子の生涯」 を見つけました。作者は兼子のお弟子さん。