今の日本人が学ぶべき「アイヒマンを追え」
録画してやっと観た「オケ老人」と「アイヒマンを追え」
前者も良かったのですが後者は特に今の日本人には大事だと思いました。
この映画の中に
ローザ・ルクセンブルクの写真が出てきて、映画が懐かしい。
同じ監督が映画「ハンナ・アーレント」も作ったのに未見。
「ドイツには良い憲法がある」と言う若い人に
「ドイツの森や山は誇れない
われわれが作ったものではないから
彼らの業績は彼らのものだから
我々が誇るべきは父、母、子として毎日何を行うか。
善行を行う事だ
大切なのは民主主義であること」
というような意味の事を言います。
当時も反響があったようです。
イケメン監督と主演俳優、
映画ではバウアーにそっくり。
以下も引用です。
自分のしていることがどういうことか全然わかっていなかったまさにこの想像力の欠如のために、彼は数ヶ月にわたって警察で訊問に当るドイツ系ユダヤ人と向き合って坐り、自分の心の丈を打ちあけ、自分がSS中佐の階級までしか昇進しなかった理由や出世しなかったのは自分のせいではないということをくりかえしくりかえし説明することができたのである」
自分の昇進にはおそろしく熱心だったということのほかに彼には何らの動機もなかったのだ。
これは今の政治屋、官僚やマスごみにも当てはまりませんか。
50代では別人のような哀れな顔、逃亡の果てに…
以下も引用です。
アイヒマンは「1030万人のユダヤ人全員を抹殺できていたら、血と民と自由を守れたのだが。私の罪はそれを完遂できなかったことだ。敵の根絶方法は私が提案したのだが、中途半端だった。それが私の罪だ。もっと徹底すべきだった」と平然と言い放つ。
人類史上最悪ともいえる事件を引き起こした“戦犯”の底知れぬ闇が浮き彫りになるシーンだ。
本作では史実に基づいた作品作りが行われているが、劇中に登場するアイヒマンの肉声インタビューテープは実在するという。劇中には、ナチ占領下のオランダでナチスのプロパガンダのための印刷物を作り、戦後はアルゼンチンへ逃亡後アイヒマンのインタビューを行ったことで知られるビレム・ザッセンも登場する。
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