riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

花相撲 帝もサムライも熱中!いとしの植物たち

 

 
 
名古屋の有名園芸店名古屋園芸の斜め向かいにある美術館で今展示されています。今日鑑賞してきました。
名古屋園芸のご隠居さんと息子さんは園芸番組にご出演されていいます。
 
ルーツは生け花にあるんです。もちろんヨーロッパにも花を飾る文化はあったでしょうが、それを生け花という形で、芸術まで高めたのは日本です。
当時の文献からは、相当な生け花ブームだったことが伺えるんです。例えば、狂歌の作者連中がこのブームを冷やかして、『投入狂花園』という本を作っています。ここでは、よく見ると花ではないものを生けて、そこに狂歌を添えて遊んでいるんです(笑)。よーく見て下さい。
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花ではないもの?うーん…あ、刀が生けてありますね。羽子板に、茶せん、お椀の蓋…孫の手まで生けてありますね。これなんて、裏返した傘に大根おろしを盛って、そこに大根を生けている! まったく仕様も無いというか、馬鹿馬鹿しいと言いましょうか(笑)。
小笠原
そうそう(笑)。面白いでしょう。こうやって庶民が熱中している生け花を茶化しているんですよ。彼らが俎上に載せるのは庶民の生活ですから、裏返せば、確かにこの時代、生け花ブームがあったという事に他なりません。
 
 
 
この美術館常設には絵画やアールヌーヴォの家具やランプ、
花器等の展示がされています。
 
以下も引用です。やマザック美術館HPより
2018/04/17 尾州徳川の花相撲 帝もサムライも熱中!いとしの植物たち
2018年4月20日(金)~2018年8月26日(日)

奈良平安時代宮中で行われた天覧相撲相撲節会(すまひのせちえ)」では、東方力士が勝利すると朝日を受けて咲く(あおい)の花を、西方力士が勝つと夕日を受けて咲く夕顔(ひょうたん)の花を、それぞれのに差して退場。力士たちはそれらを褒美として受け取り、花を衣類や食料品に交換したと伝わり、花相撲の名の由来はこの時代にさかのぼります。江戸時代になると「花相撲」は花の品評会をあらわす言葉となり、相撲の番付のように園芸品の番付が出され、大関から前頭までを東西に花を分け、葉や花弁の美しさ、珍奇さなどを競い合いました。そしてそれらの植物は、栽培方法などとともに「植物図譜」として描かれ、数多く出版されるなど、江戸時代の日本は、世界でも類を見ない独自で多様な園芸文化が花開きました。

本展では、ヤマザキマザック美術館の斜め向かいに位置する名古屋園芸の創業者・ご隠居小笠原左衛門尉亮軒氏が50年以上にわたり蒐集している「雑花園文庫」からとっておきの植物図譜などを、知って楽しい“花の対決”視点でご紹介します。また日本の植物や園芸文化に心惹かれ「ナンシーの日本人」とまで言われたアール・ヌーヴォーのガラス作家エミール・ガレの作品、そのモチーフとなった植物を描いた現代のボタニカルアートの作家たちとの饗宴をあわせてご覧いただきます。

ヤマザキマザック美術館が位置する「名古屋市東区葵」の“葵”の名は、徳川家の家紋である葵の花に由来します。朝日を受けて咲く花「葵」の地での多様な「花相撲」をお楽しみください。

さらに詳しい概要はこちら

■展覧会記念イベント

ガイドツアー

会期中の第2・4土曜日 10:30~約1時間

5月12日土曜日、5月26日土曜日
6月9日土曜日、6月23日土曜日
7月14日土曜日、7月28日土曜日
8月11日土曜日、8月25日土曜日
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講演会情報
5月6日 日曜日 
「1000年後の正倉院 雑花園文庫の魅力」 
講師:小笠原左衛門尉亮軒
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小笠原氏のインタヴュー記事はこちら 
5月27日 日曜日
エミール・ガレジャポニスム
講師:鈴木潔
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6月24日 日曜日
尾張の植物と自然」
講師:北岡明彦
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7月8日 日曜日
「変化朝顔の世界 その摩訶不思議な魅力」
講師:まついあけみ      
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8月4日 土曜日
「クセ(特徴)がすごいぞ 薬用植物!」
講師:野崎香樹      
詳細はこちら

ナイトミュージアム「ヴァイオリンコンサート」
4月28日 土曜日
出演者:瀬崎明日香
詳細はこちら

絵葉書プレゼント
事前に団体見学の予約(10名様以上)を申し込まれた方に、オリジナル絵葉書セットをプレゼント!
※お一人1セット
※絵柄は選べません
 
 
この美術展、ポスターや昔の植物画は大変美しいのですが、
本物の日本庭園や英・仏・ドイツ・スペイン・イタリアの庭園、
ルドゥテのボタニカルアート・浮世絵を観てきたので、
現代のボタニカルアートやアートフラワーには…
本物の枯れる花にはかないません、好みですが。
 
 
私はガレに憧れ、ナンシーやパリのオルセー美術館等で作品を観ました。
 
 
 
 
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ナンシー派美術館 入り口,内部は撮影禁止。二階の窓から庭の撮影も×でした。
ガレのパトロンだったコルバンの邸宅が美術館になっているので、今もそこに住んで生活しているような雰囲気です。
花瓶などがガラスケースに収まってるのと違い、すべてがアールヌーヴォの世界!。
この建物の脇から奥までお庭があるので見逃せません。