riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

凄い「菊とギロチン」

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キネ旬の映画評でも絶賛されています。
私もお勧めします。見ごたえあります。
 
今の危機に闘えと言われています。
 
あの困難な時代に自由と平等のために闘った女性と社会主義者たち。。
 
愛知県では上映がないとあったのに、
市内の映画館で上映しています!
 
この題名だけで観たかった!
 
 
正力松太郎も登場!
 
映画で初めて観る東出昌大は詩人でアナーキズムの青年役。
 
 
 
最近又女相撲が話題でしたが、それをじっくり見せてくれます。
 
力相撲や歯力のような大力芸、「腹の上の餅つき」
女相撲甚句踊りを見せる女性、歌や踊り相撲を観るだけでも圧巻
 
暴力夫や遊郭から逃げ出して相撲部屋に入る女性。
強くなりたい男の思うままになりたくない!
休憩なしの3時間!
 
男や政府、法律に虐げられ蹂躙されていた女性たち。
 
国を奪われ、関東大震災のどさくさには6000人も殺された朝鮮人
この事実、この映画観ても朝鮮人を悪しざまに言えますか。
 
大震災の時に毒など井戸に入れる暇あるのでしょうか。
間違った警察情報で自警団は無実の朝鮮人や間違えて日本人を
残酷に殺してしまった
 
 
労働組合運動者も大杉栄伊藤野枝、甥の橘少年も甘粕大尉に殺されました
 
甘粕はすぐ許されて、満州に渡り映画会社を造り李香蘭等を使い、国策映画を造りました。
のちに李香蘭が恥じる映画を。
 
これではアナーキズムの青年が言った通り国なんてない方がいい
 
ジョンレノンのイマジン
想像してごらん 国なんて無いんだと
そんなに難しくないでしょう?
殺す理由も死ぬ理由も無く
そして宗教も無い
さあ想像してごらん みんなが
ただ平和に生きているって...
 
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チラシ右の青年寛一郎はあの三国連太郎の孫
 
前頭の十勝川玉枝は是枝監督「誰も知らない」などの韓英恵
 
小桜はるは「花子とアン」の個性的な作家演じた山田真保、せりふ回しが上手いと思ったら声優でもある。声で覚えている人。
 
在郷軍人役、見覚えあると思ったら「キャタピラー」の大西信満
 
こういう半民間人で「非国民」探しだして断罪する人間は始末におえない。
朝鮮人にまで「天皇陛下万歳」と言わせる
 
大杉栄を支えた村木源次郎は井浦新
 
沖縄独特の髪型の与那国うしは播田美保
一人雰囲気が違います
 
大関梅の里つねは前原麻希、巨体の力士、当時は大関が最高位
男の相撲に遠慮?江戸時代も大関が最高位だったような。
 
十勝川を連行しようと乗りこんできた在郷軍人にもひるまず立ち向かう小天龍よしは持田加奈子
 
実在の大関若緑は女性で唯一男相撲の土俵にも上がった
 
高砂部屋親方は地方巡業の土俵に大関若緑をあげたのです。
 
日照りの時、神様を怒らせ雨が降るように女相撲を招いたと言われる。
 
 
 
「64 ロクヨン」の瀬々敬久監督が、「ヘヴンズ ストーリー」以来8年ぶりとなる自身のオリジナル企画として手がけた青春群像劇。大正末期、人びとが閉塞感にあえぐ関東大震災直後の日本。ある日、東京近郊に女力士たちに交じって、元遊女などワケあり娘が集う女相撲の一座「玉岩興行」がやって来る。新人力士の花菊は、夫の暴力に耐えかねて家出をして女相撲に加わり、「強くなって自分の力で生きたい」という一心で厳しい練習を重ねていた。興行当日、会場には師と仰ぐ思想家の大杉栄が殺害され、その復讐を画策するためにこの地に流れ着いた中濱鐵と古田大次郎らアナキスト・グループ「ギロチン社」の若者たちの姿があった。「格差のない平等な社会」を標榜する彼らは、女力士たちの戦いぶりに魅了され、彼女たちと行動を共にするようになる。新人力士・花菊役の木竜麻生のほか、東出昌大、寛一郎、韓英恵らが出演。ナレーションを永瀬正敏が務める。
 
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この女性のお孫さんの記事、品が有ります。

菊とギロチン瀬々敬久監督インタビュー。「大正末期と今は似ている」

伝統とは、自由とは何か。

ヘヴンズ ストーリー』や『64 -ロクヨン-前編/後編』の名匠、瀬々敬久監督の念願の企画である映画『菊とギロチン』が7月7日より公開される。
 関東大震災直後の大正末期、混沌とした社会情勢の中、急速に不寛容な社会へと向かう時代に実在したアナキスト集団「ギロチン社」の若者たちと、女であるだけで厳しい扱いを受けた時代にあって、強くありたいという思いを糧に女相撲に挑む女たちの姿を描いた青春映画だ。
 彼らは出会い、互いに共鳴しあうが、軍部が権力を強め、世の中から自由が失われていく中、ギロチン社の若者たちはそんな社会を革命しようと孤高に戦い続ける。女相撲の力士たちは、自分の力で生きていきたいという切なる願望に動かされ、差別のはびこる社会と向き合う。https://www.huffingtonpost.jp/hotaka-sugimoto/movie-20180702_a_23472120/